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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050909it06.htm
生活リズムを刻む体内時計に関与するたんぱく質が、脂質の蓄積に深くかかわっていることを日本大学薬学部の榛葉繁紀専任講師らが突き止めた。
このたんぱく質は、日中に減少し、夜間に増加するリズムを刻んでいた。俗に「夜に食べると太る」と言われるが、研究成果はこの仕組みを説明する証拠のひとつになるとみられる。
「BMAL1」と呼ばれるたんぱく質で、榛葉講師らは、BMAL1が脳以外では、脂肪組織に大量に存在し、肥満によって量が増えることに着目した。
遺伝子操作でBMAL1が作られなくなったマウスにエサをたくさん与えても、脂質が蓄積することはなかった。逆に、BMAL1が増えると、脂肪細胞のほか、通常、脂質を取り込まない細胞でも脂質を蓄積することがわかった。
また研究グループは、BMAL1が人間にもあることを確認した。
榛葉講師は「BMAL1は、夜間、増加して、エネルギーの補充にかかわっているとみられる。BMAL1のリズムに合わせて食事したり、BMAL1の産生を抑えることで肥満予防につながる」と話している。
研究成果は、米科学アカデミー紀要電子版に発表された。
(2005年9月9日14時46分 読売新聞)
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