★阿修羅♪ > 不安と不健康10 > 361.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: マーガリン危険?!心臓病誘発の恐れ 欧米は表示義務、肥満や認知症との関係も 投稿者 月読 日時 2005 年 8 月 03 日 18:22:44)
【トランス脂肪酸キャンペーン第四話】
トランス脂肪酸は追放できるか?禁断の実を選択する食品業界の多国籍企業
(医療と健康のニュース−ノギボタニカル)
http://www.botanical.jp/library/news/165/
1.トランス脂肪酸か?遺伝子組み換えか?飽和脂肪酸か?の選択
2.トランス脂肪酸(トランス脂肪)とは
3.トランスファット(トランス脂肪)フリーとは
4.巨大資本に支配される植物性食用油の世界
5.巨大な世界の食用油生産、販売会社
6.トランス脂肪の削減に飽和脂肪酸を選択する多国籍食品企業
7.トランス脂肪酸の完全な追放が出来ない行政当局
8.トランス脂肪酸削減を遺伝子組み換えで解決?
9.トランス脂肪排除を表明する多国籍食品企業
10.遺伝子組み換え農産物、多国籍企業の対応
11.アスパルテーム(アスパルテム)(Aspartame)(L-フェニールアラニン化合物)
12.パームオイル(palm oil)
13.アブラヤシ(elaeis guineensis)(elaeis melanococca)
14.タロー(tallow)
以下一部抜粋
1. トランス脂肪酸か?遺伝子組み換えか?飽和脂肪酸か?の選択
食の安全問題で、新御三家ともいわれるのが、食品添加物、遺伝子組み換え、トランス脂肪酸(トランス脂肪)の有害論です。
なかでも10年前頃より急浮上してきたトランス脂肪は、健康障害をおこす諸悪の根源ともいわれるようになり、現在では大手食品会社最大の関心事となりました。
...
4. 巨大資本に支配される植物性食用油の世界
植物性の食用油生産と販売は非常に特殊な業界です。世界の販売量の約38%が9つの生産会社に支配されています。特にオランダのユニリバー(ユニリーバ)・グループ(Unilever)は巨大で、世界の販売量の約17%を占めます。食用油はヨーロッパ諸国を中心に生産規模の小さい自家生産、自家消費農家が相当量(推定で約30%)を占めますから、世界の食用油市場における多国籍企業の支配は寡占といえます。
...
5. 巨大な世界の食用油生産、販売会社
巨大な会社群に支配される植物性油市場は舵とりに小回りが効かない巨艦にも例えることが出来ます。世界の食用油市場を支配するのは下記の会社群です。(2004年Euromonitor誌)
ユニリバー(ユニリーバ)・グループ(Unilever Group)英国、オランダ 16.8%
モンテジソン(Montedison SPA)イタリア 3.1%
日清製油。日本 2.3%
ブンゲ(バンギ)・インターナショナル(Bunge International ltd)米国 2.1%
ライシオ・グループ(Raisio Group)フィンランド 1.9%
コナグラ(コンアグラ)(ConAgra Inc)米国 1.8%
味の素。日本 1.4%
カーギル(Cargill Inc)米国 1.3%
...
8. トランス脂肪酸削減を遺伝子組み換えで解決?
トランス脂肪削減を飽和脂肪酸への代替で達成することに新たな疑問が生じることは必至です。このため遺伝子組み換え植物の大手生産会社や販売会社は遺伝子の組み換えにより、低トランス脂肪達成が可能な植物の開発をしています。すでに大豆油の大部分や菜種のキャノーラなどは遺伝子組み換え食品ですが、新種の組み替え植物の出現も、消費者にとっては難しい判定と選択を迫られる問題です。新たな論争の火種となることも予測できます。
元来、大豆、菜種、キャノーラ、ゴマ、オリーブ、米、ひまわり、紅花などの植物性油は不飽和脂肪酸ですから、高温搾油や水素の添加が無い限りトランス脂肪は含有されていません。
しかしながらトランス脂肪が発生しなければパン、ケーキなどの成型ができません。
開発している新たな遺伝子組み換え植物は、水素添加が無くともパンなどの成型が可能であり、且つ加熱によるトランス脂肪の発生を低く抑えるものです。
米やオリーブなどの油がオレイン酸を多量に含有し、加熱によるトランス脂肪発生が少ないことがヒントとなっています。
遺伝子組み換えのキャノーラを開発したダウ・アグロサイエンス社(Dow AgroSciences)は2004年6月に、低飽和脂肪酸、トランスファットフリーの新種キャノーラ「ナトレオン・キャノーラ(Natreon canola oil)」を発表しました。大豆油大手のブンゲ社(Bunge)、遺伝子組み換え大手のデュポン社(DuPont)なども、新種の植物開発でトランス脂肪削減に取り組んでいます。
最近では遺伝子組み換え大手のバイエル・クロップ・サイエンス社(Bayer CropScience)や、食品大手のカーギル社(Cargill)が提携し、2007年までに、トランス脂肪を削減できる新種の遺伝子組み換えキャノーラを開発することを発表しています。
...
抜粋終わり。
−−−
トランス脂肪酸の問題もあり、食品・化粧品等の原料の遺伝子組み
換え原材料使用の比率が今後更に増えていく感じですが、原材料に
対する直接的な遺伝子組み換え以外にも、製品製造時の添加物とし
て遺伝子組み換え添加物の添加も増えています。何か問題が生じた
時の対処を、遺伝子組み換えで、という状況が最近色々な加工製品で
進んでいるように感じています。
▲このページのTOPへ HOME > 不安と不健康10掲示板