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http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050801it14.htm
環境省が7月26日に発足させたアスベスト(石綿)に関する専門家委員会で、座長に就任した桜井治彦・労働衛生調査分析センター所長(70)が1985年から97年にかけ、アスベスト業界団体「日本石綿協会」(東京都港区)の顧問を務めていたことが1日わかった。桜井氏は「委員会の中立性に不信感を抱かせかねない」として、同日、同省に辞意を伝えた。
専門委は、アスベストによる健康影響などについて検討する委員会で、労働衛生や環境疫学などが専門の大学教授や医師ら6人で構成。座長には、産業医学が専門で、慶応大名誉教授の桜井氏が就任した。桜井氏は今年1月から中央環境審議会の環境保健部会長も務めている。
一方、同省などによると、桜井氏は85年〜97年、日本石綿協会の顧問を務めていた。その経緯について、桜井氏は「石綿協会から、安全衛生について積極的な対応を行いたいとの要請を受け、前任者から引き継いだ」とし、「顧問時には石綿製品の代替化の促進や含有量の低減などを指導した」としている。
座長就任の経緯については「環境省から打診があった時、顧問をしていたことを忘れていた」と説明している。
同省は座長の人選について「労働衛生分野でのこれまでの業績などから適任と判断した」(保健業務室)としているものの、同協会の元顧問だったことについては「桜井座長からの連絡で初めて知った」としている。座長の後任については「現在検討中」としている。
(2005年8月1日21時40分 読売新聞)
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