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(回答先: グラスウールの安全性Ｑ＆Ａ（硝子繊維協会）---石綿と比較。発がん性なし（日本硝子繊維協会） 投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 7 月 30 日 09:08:04)
竹中さん、お久しぶりです。
ちょっと前に無機質系の原料を調べていたのですが、その時に見つ
けたものがいくつかありました。私自身、化学物質過敏気味で、引っ
越そう思った時は、不動産屋さんに行って、「とにかく古い物件で、
畳や壁紙等の交換を行っていないところ」を毎度訪ね歩くことにな
るので、個人的にも建材は関心ある話です。
建材として固定化された状態では、ガラス繊維の飛散については、
竹中さんのご投稿のように安全度が高い方ではあると思います。
ただ、
特定化学物質等障害予防規則
「ガラス繊維及びロックウールの労働衛生に関する指針」
http://www.jaish.gr.jp/hor_s_shsi/hor_s_shsi/872 （安全衛生情報センター）
というものがありました。これを読む限りでは、製造段階のレベル
では、要注意の状態なのでは・・と思いました。
無機質原料自体は、天然原料ではあるため、自然派ブームの化粧品
原料などにも一部利用されているのですが、繊維状の状態の場合、
動物での長期暴露試験ではガン原生を示す例もあるようです。
ただ、これに関してはまだ実際のデータ自体は入手できておりません
ので、未確認事項です。
また断熱材等に加工される時点で化学物質が使われ、シックハウスの
一因になっているとも言われていますので、建築材料としての安全
性には不安要因があります。それですので、個人的には、体質上、
新築状態や改装時に使われていると、厳しいと思っています。
また、繊維状への成形時にフェノール樹脂が使用されているものも
あるとのことです。
基調報告 ｢シックハウス問題の経過と到達点｣（欠陥住宅全国ネット）
http://homepage2.nifty.com/kekkanzenkokunet/2-6-10-03-1=sickhousemondainokeika&toutatsuten(nakajima).htm
マテリアルリサイクルに関連して、ガラス繊維がリサイクル時の手間の
問題もあり、ガラス繊維不使用なのでリサイクルしやすいと謳う代
替品などの話題を以前読みました。浴槽のコーティング剤関係の記事
だったのですが、詳細が手元には残っていません、すみません。
何がよりマシなのか、どこまでは安心なのかは、個々の判断となる
のでしょうが、技術が発展していくことではっきりする問題も多い
ので、個人的に判断に悩むことも多いです。
特に最近は、化学物質の毒性等の問題が広まり、天然素材であるこ
とを売りにするものが増えていますが、原料自体はたしかに天然だっ
たけれど・・の素材や、天然でも現代の技術で成形され有害度が増
すものなどもあるので、安全性の問題は疑いのあるモノに関して、
その可能性の大小を問わずに、ネガティブな部分も含めた情報公開が
何よりも重要ではないかと思います。
一度認可を受けたものに関して、安全性に多少なりとも疑問が生じ
た場合の情報が、その素材等を利用したプロダクト商品製造の現場
まで流れることが、とても少ないように感じています。各種審査委
員会の議事録等を読むと、海外での新規事例データに関しての質問
等が出ていることがあるのですが、国内での事例がないと言う事で、
審議は終わり、その場合そういう事例があること自体は、製造現場
レベルには伝わっていないことが多々あるのが現状です。
昔ながらの木造がいいということなのでしょうが・・土地や家を買
うお金を作るために働かなければならなくなるので、それはイヤだ
なーと思うと、住居探しに苦労することになり・・・です(涙)。
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