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アスベスト(石綿)肺疾患、農芸家、園芸家にも被害の可能性
アスベスト(石綿)の危険性はバーミキュライト(バミクライト)にも
(医療と健康のニュース−ノギボタニカル)
http://www.botanical.jp/library/news/167/index.shtml
1. アスベスト(石綿)による肺がんなどで死者多数
2. アスベスト(石綿)の有害性
3. 身近に使用されているアスベスト(石綿)
4. 公表が遅れているアスベスト(石綿)の有害性
5. アスベスト(石綿)の種類。クリソタイル、アモサイト、クロシドライト
6. バーミキュライトを普及させたリビー鉱山(モンタナ)
7. 農芸家、園芸家が注意したいバーミキュライトの取り扱い法
8. 倒産が続出した米国のアスベスト(石綿)関連大手建材会社
一部抜粋
1. アスベスト(石綿)による肺がん(中皮腫)などで死者多数
アスベスト(石綿)(Asbestos)を使用した建材の製造過程、施工過程において、肺がんなどの肺疾患によって、300人近くの死亡者が発生していたことが判明しました(2005/07/07 現在)。
この数字は大手アスベスト(石綿)系建材製造会社のニチアスやクボタなど10社近くの会社から公表されたものです。
アスベスト(石綿)は断熱材、防火材、床材、塗装材など建材に幅広く使用され、日本では米国でアスベスト(石綿)の有害訴訟が多数に上った90年代においても、製造が続けられていました。
アスベスト(石綿)はマグネシウムと酸化ケイ素で成る板状、鎖状の微細な結晶で、種類は何種類かありますが、いずれも肺に吸入されると、鋭いガラス状の結晶が細胞膜に突き刺さります。
これによって引き起こされる肺がんなどは遅行性で、死亡するまでに数十年かかることもあるために、その有害性が軽視されてきました。
また、アスベスト(石綿)同様の建材として用途の広いバーミキュライト(Vermiculite)鉱石は、土壌改良剤にも使用されますが、米国などでは、バーミキュライトに含有するアスベスト(石綿)の危険性が指摘されており、農芸家、園芸家に警告が出されています。
日本では遅ればせながら、2003年になり、外国で禁止基準となっているアスベスト(石綿)含有1%以上の建材10種類が禁止(労働安全衛生法)となりましたが、アスベスト(石綿)の主力品種であるクリソタイル (chrysotile)、バーミキュライトの販売、輸入は、現在も自由です。
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3. 身近に使用されているアスベスト(石綿)
アスベスト(石綿)やバーミキュライト(バミクライト)は、セメント、石膏(plaster, gypsum)などと混合されて、身近なものでは屋根材、断熱材、鉄骨防火被膜、床材、天井材、壁塗料材、セメント板、サイディング、石膏板、ブレーキパッドなどに大量に使用されてきました。
現在でも古い建物には大量に残存し、健康を害する原因となっています。
特に取り壊し時に発生する有害塵芥が大規模に拡散して問題となります。
また、ひるいし(蛭石)と呼ばれる、農芸、園芸用土壌改良混入物質のバーミキュライト(Vermiculite)は安価であり、過湿防止の土壌改良剤として広く普及しており、建築用アスベスト(石綿)より身近です。
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7. 農芸家、園芸家が注意したいバーミキュライトの取り扱い法
バーミキュライトの混合などは、屋外か排気が十分な部屋で作業する。
バーミキュライトを湿らせてから作業する
バーミキュライトを使用した作業の後は、衣服の付着を十分に除く。
出来るだけ農芸用の既成混合土壌を使用する
ピート(peat)おがくず、パーライト、バークなど。代替品を使用する。
米国環境保護庁(the Environmental Protection Agency)(EPA)資料
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苗売りの苗のポッドの土に、バーミキュライトが入っているものも
ありますので、植え替えの時も要注意ですね。
既に、あちこちのお宅の庭の土の中に、紛れ込んでいるバーミキュ
ライトは凄い量ではないかと思うと、途方に暮れるような話です・・。
多くの園芸本などで、便利な過湿防止剤として紹介されている現状を
考えると、とても心配になってしまった記事でした。
昔、ハーブを育てるのに大量に使っていたのですよね・・。
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