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大手銀 病院向けビジネス強化
医療や福祉関連の事業の拡大を見込んで、大手銀行の間では、医療機関への融資を増やしたり、病院経営の手法を提案するなど、病院向けのビジネスを強化する動きが広がっています。
このうち三井住友銀行は、医療機関を担当する行員の数を2倍に増やしたうえで、担当者全員が病院の経営コンサルタントの資格を取得するなどして態勢を強化し、今年度の病院への貸出額を前の年度の1.5倍に伸ばすことを目指しています。また東京三菱銀行は、およそ150の病院を傘下にもつ「国立病院機構」の主力銀行として、融資の契約を獲得するなど、全国の医療機関への営業を強めるとともに、医療機器を担保にする新しい融資手法を提案しています。医療福祉関連のビジネスは、高齢化社会を迎えて、20年後には、現在のおよそ2倍の市場に成長するともいわれていますが、その一方で病院間の競争も激しくなり、経営内容が問われることになります。それだけに大手銀行は、融資の拡大だけでなく、業務の効率化や財務の強化策など経営全般について助言を行うなど病院向けのビジネスを拡大させたいとしています。
07/11 06:07
http://www.nhk.or.jp/news/2005/07/11/k20050711000011.html
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