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九州北部で水不足が深刻
貯水率ゼロのダムも
貯水率が下がり、湖底をあらわにした南畑ダム=24日午後、福岡県那珂川町で共同通信社ヘリから
九州北部で水不足が深刻化している。雨不足で有効貯水率がゼロになるダムが出現。飲み水などにはまだ影響はないが、農産物への被害も懸念され、取水・送水制限など各県で渇水対策が本格化している。
福岡県は6月10日の梅雨入り以降も少雨傾向が続き、福岡市の24日までの降水量は15ミリで、同市の6月降雨量の最低記録だった1982年の45ミリを割ることは確実だ。
24日現在の同県内の主要ダム平均貯水率は54・3%で、1990年に統計を取り始めて以来最低。特に同県黒木町の日向神ダムは同日午後に有効貯水率がゼロになり、通常は放流しない「死水」の放流を始めた。
同県渇水対策本部は「このまま雨が降らなければ、農業用水はいくら節水しても7月5日までしかもたない」と危機感を募らせる。
長崎県平戸市南部では農作業と上水道兼用のダムの貯水率が10%を切り、田植えを終えたばかりの水田にひび割れが出ている。平戸市農林課の浅田秀樹係長は「すでに稲の育成に影響が出ており、コメの収穫が減るのは確実」と話している。
大分県内では、雨水やため池が水源の棚田などのうち、約200ヘクタールが作付けできなくなっているほか、約20ヘクタールでひび割れが出ており、同県水資源対策室は「あと1週間雨が降らなければ、苗が枯れる被害が出る可能性が高い」。同県庄内町の芹川発電所は17日にダムでの発電をやめ、農業用に回している。
佐賀県は22日に干ばつ対策室を設置。熊本県は水上村の市房ダムの貯水率が10%近くまで下がり、周辺の農業用水の取水量を制限している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20050624/top_____detail__006.shtml
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