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http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050619k0000m030040000c.html
抗がん剤:新たな患者へのイレッサ使用に警告 米FDA
副作用の重い肺炎による死者が多発した肺がんの抗がん剤「イレッサ」(一般名ゲフィチニブ)について、米食品医薬品局(FDA)は17日、新たな患者にはイレッサを使うべきでないとする警告を出した。イレッサに延命効果はなかったとする臨床試験データを受けた事実上の禁止措置だ。ただし、使用中か過去に使った経験がある患者で、患者の利益になると医師が判断した場合は使用を認める。
イレッサについては昨年12月、日本を含まない世界28カ国での臨床試験の結果、患者の延命効果はなかったとのデータが発表された。今年5月に出た別の試験結果でも、効果は示されなかった。
日本は02年7月、世界で最初にイレッサを承認した。厚生労働省の検討会は今年3月、「昨年12月のデータを東洋人に限って見ると、延命効果が示唆された」とし、当面の使用継続を認めた。
しかし、データの一部を分析するだけでは、効果の確認はできないのが原則だ。輸入・販売元のアストラゼネカ社も「日本人での効果が確認されたとは言えない」との見解で、確認のための臨床試験を進めている。
米国は03年5月、患者の約10%でがんが縮小したことを理由にイレッサを承認した。製薬企業には、延命効果を示すデータを早急に提出するよう求めていた。12月の試験データは、この求めに応じて提出された。【高木昭午】
毎日新聞 2005年6月18日 19時34分
特定の遺伝子変異を持つ肺がん患者に効きやすいとされる治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)が、別の遺伝子変異を併せ持つ患者では効きにくいことを豊岡伸一岡山大助手(腫瘍=しゅよう=・胸部外科学)らが22日までに突き止めた。
事前に変異を把握できるとしており、豊岡助手は「遺伝子変異を調べ、効かない患者への投薬を避けることができる可能性がある」としている。
イレッサは「EGF受容体」というタンパク質の働きを抑え、がん細胞の増殖を防ぐ。このタンパク質の遺伝子に特定の変異があると効きやすいことが分かってきた。
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