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(回答先: 腹腔鏡手術、半数が不合格…一線の医師対象に初テスト(読売新聞) ― 申請者は「専門医」 投稿者 シジミ 日時 2005 年 6 月 15 日 22:54:14)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/news/20050616k0000m040108000c.html
外科手術の治療成績は病院間で大差があるが、年間手術件数とは関係ない、との調査結果を外科系医学会で作る「外科系学会社会保険委員会連合(外保連)」がまとめた。厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)分科会に15日、報告した。前立腺がん手術では、病院によって3年後のがん再発率が0〜90%以上まで差があることなどが示された。手術を受ける際は病院選びが重要だが、件数では病院を判別できないことを示すデータで、成績公開を求める声が強まりそうだ。
同省は02年度から、病院の年間手術件数により、健康保険から支払う手術料に差をつけている。外保連はこれに「根拠が薄い」と反対し、傘下の7学会が手術件数と治療成績の関係を全国調査したデータを提出した。
このうち日本泌尿器科学会が全国508施設を調査したデータでは、前立腺がんの手術後3年以内に再発と診断される患者の割合が、病院間で大きく異なった。しかし再発率と年間手術件数との関連はなかった。
日本胸部外科学会の調査によると、心臓の血管3本に対するバイパス手術の手術死亡率は556施設の平均で約1.5%だった。しかし、最高は50%で、同学会は「ばらつきは、手術件数では説明しきれない」と分析した。卵巣がん手術後の5年生存率なども件数と関係なかった。
厚労省は、手術数が多いほど死亡率も下がるなどの研究が海外であったため、現行制度を導入した。技術向上には医師個人の手術数が重要だとされるが、現在は病院ごとの件数しか見ていない。
外保連の山口俊晴・手術委員長は「各学会は格差の原因を調べ、手術件数に頼らない報酬基準を提案すべきだ」と話す。【高木昭午】
毎日新聞 2005年6月15日 21時25分
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