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中国の出産育児適齢期の男女の人口の10%が不妊の状態だ。20年前には2%
だったとされており、不妊人口は激増している。江蘇(こうそ)省・南京(ナンキン)市
にある金陵男科医院の馬金涛・副院長は、生活環境に汚染物質が氾濫しているこ
とや、人工中絶の蔓延と大いに関係があると、指摘している。中国新聞社が伝え
た。
金・副院長によると、金陵男科医院を訪れる不妊に悩む夫婦のうち、女性に原因
があるケースは30%で、男性に原因があるケースは20%を上回る。双方ともに問
題があるケースは50%にのぼっている。
不妊にはさまざまな原因があるが、環境汚染によって男性の無精子症が増加し
ていると考えられている。また、中国でもダイオキシンによる環境汚染が進行して
おり、産業廃棄物だけでなく、プラスチックや殺虫剤、さらに家畜類の飼料に含ま
れていたダイオキシンを、結果として人間が食べることの危険も指摘されている。
また、非衛生的な性行為や性病、女性の場合には人口流産が蔓延していること
も、不妊の原因になっている。
中国の医療現場でも不妊に対してはさまざまな方法で取り組んでいるが、馬・副
院長は「効果は限定的なものである」として、「薬物治療を施した結果、妊娠するケ
ースは10%、体外受精による妊娠率は40%で、出産に至るケースは33%、人口受
精による妊娠率は15%」といった数字を挙げている。
また、馬・副院長は「不妊に悩む夫婦が、早く子を持ちたいとあせるあまり、原因
もはっきりとわかっていないのに、病院から大量に薬をもらうケースが見られる」と
指摘。「このことが、結果をさらに悪くしている」と警告している。(編集担当:如月隼
人)
(サーチナ・中国情報局) - 6月3日16時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050603-00000006-scn-int
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