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米国も「西の横綱」なので、有効な対策をして欲しい・・・。
http://www.yomiuri.co.jp/ (読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050514it05.htm
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北半球大気汚染に中国「すす」が影響…NASAが分析
【ワシントン=笹沢教一】中国の工業地域などで発生する「すす」の量が急増し、北半球の大気汚染を
悪化させていることが、米航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙研究所の分析で明らかになった。
早急に排出量の低減を図らない限り、世界全体の気候に悪影響を及ぼす恐れがあるという。
すすは、工場や火力発電所のばい煙、家庭でまきを燃やした煙などに含まれる。同研究所は、衛星観測の
データやコンピューターを使った計算で、地球表面に広がるすすの排出源を調べた。その結果、世界全体の
すすの3分の2は工業活動が原因で、その半分が、中国を中心とする東アジア地域で発生していることを
突き止めた。
最もすすの影響を受けやすい北極地域を例にとると、1980年代初め、すすの排出源として大きかったのは
旧ソ連と欧州だったが、その排出量はこの20年で4分の1程度に減った。現在の最大供給源は中国地域で、
排出量は70年代後半の約2倍に増えたという。 北極に飛来するすすは、海氷や氷河の減少、地表温度の上昇、
海流の異変など地球規模の気候変動を引き起こす可能性がある。
欧米や日本などの先進国がすすの排出量を減らしたのは、工場のばい煙対策などを進めた結果。
大気汚染に悩む中国でも、炉を高温で燃焼させる装置の設置などが奨励されているが、導入した工場は
一部にとどまり、すすの排出量は増え続けている。中国のすすは日本にも深刻な影響を与えている。
同研究所の計算によると、西日本上空のすす濃度(雨などで地上に流れる分を含む)は、1立方メートルあたり
500〜1000ナノ・グラム(ナノは10億分の1)で、北米や欧州の最大汚染地域の2倍以上になるという。
◆すす=炭素の微粒子。氷や雪に降り積もると、太陽熱の吸収を高め氷を速く解かす。NASAの計算によると、
すすの増加量と北極の氷の減少の割合がほぼ一致するという。また、大気中の濃度が高くなると、呼吸器の
障害など人々の健康にも悪影響を及ぼす。
(2005/5/14/13:36 読売新聞 無断転載禁止)
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