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(回答先: 中国の金融市場は2006年に外資に開放されることが決まっている。 【日経ネット】 投稿者 hou 日時 2005 年 10 月 21 日 21:03:14)
金融サービスの国際化、これは最近流行のように、どこの政府の打ち出している政府方針であるが。
日本の場合は、「官から民へ」という遠まわしの言い方しかできなかったようであるが、これは、どのような理由によるものなのだろうと考えてしまう。
http://www.roc-taiwan.or.jp/news/week/05/050527d.htm
金融サービス業の連合会が設立、国際競争力強化への布石
陳水扁総統は5月25日、「台湾金融服務業連合総会」の設立式典に出席し、「金融サービス業を台湾の主要産業とし、国際金融市場での台湾の競争力を強化すべきである」と述べ、『第二次金融改革』の重要性を強調した。
「台湾金融服務業連合総会」は政府の金融サービス業強化策の一貫として、昨年11月から設立準備が進められてきた。今後は台湾の金融サービス業を後押しするため、各関連業種に跨る国際レベルのプラットフォームとして、金融機関の統合を積極的におこない、また各会員機関および政府と金融業界の連携をサポートし、関連政策や制度の改革を推進する役割を担う。
陳総統は「同会の設立により、政府は欧米など先進国の関係機関と連携し、国際協力を拡大し、国際的人材を積極的に育成する方針だ。同会の重要性は現有の六大工商団体に遜色ないものであり、今後金融業の国際化を進めるうえで主要な役割を果たすだろう」と期待を示した。
陳総統は挨拶のなかで、「台湾におけるサービス業の総生産高は国内総生産(GDP)の七割近くを占めており、金融サービス業の潜在力はとくに際立っている。台湾は潤沢な外貨準備高を有し、また経済成長の盛んな東南アジア地域の中心的地位にあり、アジア太平洋地域の金融サービスと資産管理センターとなる非常に優れた条件を備えている」と語った。
また陳総統は、金融業発展の歴史に触れ「かつて金融業は戦後の厳しい公的管理体制から一気に過度な開放政策がとられ、過当競争のなかで銀行は経営困難に陥り、金融機関全体の質も低下した。2002年4月の不良債権率は8.09%で当時の過去最高を記録し、金額では1兆1566億元(約3兆4700億円)に達し、いつでも金融危機が勃発する状況にあった」と述べた。
こうしたなか陳総統は2002年を「金融改革元年」と定め、同年6月には「金融六法」の制定により金融改革の基礎を確立した。さらに政府は2004年9月までに不良債権率を5%以下に抑え、自己資本比率8%の国際決済銀行(BIS)基準を満たすことを目標とした「258金融改革」を策定した。その結果、2003年12月には不良債権率を4.33%まで減らし、自己資本比率を8%以上に引き上げ、前倒しで改革の目標を達成した。今年3月末では、不良債権率は2.74%、自己資本比率10%という成果をあげ、解消した不良債権額は1兆4047億元(約4兆2000億円)に達した。
陳総統は「『第一次金融改革』はこのように大きな成果をあげたが、政府はさらにこの基礎のもと、昨2004年10月に『第二次金融改革』の目標を正式に発表した。これは今年末までに少なくとも3つの金融機関のシェアを10%以上に引き上げ、公的銀行を半数の6社に減らし、来年末までに金融機関を半数に減らし、少なくとも1社の金融機関を外資の経営にするか海外に設立することを目標としたものである」と述べた。
陳総統はさらに、「台湾はすでに資本輸出の時代に入り、金融サービス業が国際市場での地位を獲得すれば、製造業の発展を後押しするだけでなく、台湾の国際競争力を向上させ、アジア太平洋地域の金融産業の発展に大きく貢献することができる」と強調した。
《2005年5月27日》