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15日上海で開催された「2005嘉定自動車フォーラム」によると、全世界の自動車保有台数はすでに8億台に達している。世界全体で平均8人に1台という計算である。
中国機械工業連合会の張小虞副会長によると、アメリカでは、平均企業6社のうち1社が自動車の製造、運送、サービス提供あるいは自動車の使用に依存しており、自動車工業は鉄鋼とゴムの生産量を増加させると同時に、石油化学、ガラス、繊維およびその他の工業技術の進歩を促すことにもなっている。
ドイツでは、500万人以上の人たちが自動車関連の職業に従事しており、創り出された価値は国の工業生産総額の1/6を占め、自動車工業の納税額は全国税収の1/4に上る。
アジア・アフリカでは、自動車はヨーロッパなどの先進地域のように普及してはおらず、南アフリカでは百人に12台の割合になっており、中国はわずか0.8台である。「このギャップは、アジア・アフリカ諸国人口の基数が大きく、経済レベルのアンバランスとも関係があるが、注目しなければならないのは、アジア・アフリカ諸国における自動車保有台数が急激な上昇の勢いを呈している」、と張小虞副会長は指摘する。
中国を例に挙げれば、自動車工業は前世紀80年代から急速な伸びを示し、目覚しい発展の勢いを呈している。中国の自動車生産台数はわずか2年(2001〜2002年)で、200万台から300万台への飛躍を遂げ、そのあとの2年(2003年と2004年)には毎年百万台の伸びの急成長が続き、これまでどの国にもなかったペースで大台の塗り替えが進んできた。2004年の中国の自動車生産台数はついに500万台を突破し、世界で4位にランクされるようになり、自動車生産の伸びが最も速い国となっている。
専門家の予測では、2005年には、中国の自動車生産台数、販売台数のいずれも570万台に達し、中国はドイツを抜きアメリカ、日本に次いで世界の3つの自動車生産大国の1つになる見通しとなった。
また、張小虞副会長は、中国の自動車生産高は今後、GDP成長率と同スピードを維持かあるいはGDP成長率を少し上回る予測で、2010年に世界で2番目の生産大国となり、2020年には米国を抜き世界トップの自動車生産国になる可能性があるという。
「チャイナネット」2005年10月19日
http://j.peopledaily.com.cn/2005/10/20/jp20051020_54448.html