★阿修羅♪ > 国家破産42 > 877.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
2005年10月20日23時40分
世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)は、日本を含む主要国・地域の閣僚級が再び集まって協議したが、従来の主張の繰り返しが目立った。岩永農水相は農業交渉で、関税を一定水準以下に下げる「上限関税」への反対を改めて強調。一方、欧州連合(EU)は途上国に鉱工業品分野などで譲歩を迫り、まずは農産物関税の大幅引き下げが必要と主張する途上国側と、真っ向から対立する形となった。
岩永農水相は中川経産相とともにスイスに入り、米、EUなどと個別会談も重ねた。ただし、ブラジルなど有力な途上国グループは、上限関税の例外品目を厳しく限定する案を提示。日本など食料輸入国への圧力はさらに高まっている。
一方、農業交渉で「目標が低い」などと批判されたEUは、マンデルソン欧州委員(通商担当)が記者会見で「非農産品やサービスの分野とのバランスが大事」と繰り返し、農業分野での譲歩に否定的な姿勢を示した。
http://www.asahi.com/business/update/1020/152.html