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西武鉄道は18日、米投資ファンドのサーベラスが、06年3月末までに設立するグループ持ち株会社の筆頭株主になると正式発表した。出資額は900億円程度になる見通し。国内証券系投資ファンドの日興プリンシパル・インベストメンツも数百億円出資する。
サーベラスと日興プリンシパルは、グループ中核会社のコクドが実施する最大1600億円の増資の主な引受先になる。その後、コクド、西武鉄道、プリンスホテルの3社は持ち株会社を設立する。サーベラスの出資比率は3分の1未満にとどめ、経営権を握る支配的な株主にしない。
増資は、鉄道運行施設やホテル施設の更新のために実施する。増資に伴い、ファンド側から役員らの派遣も受け入れる。
増資計画には、20を超えるファンドから提案があったほか、親密取引先を軸に交渉してきた。元通産官僚の村上世彰(よしあき)氏が率いるファンド(通称・村上ファンド)からも提案があったが、「鉄道単独の再生案で、一体再生を目指す当社とのスタンスが違う」(白山進経営企画本部長)との理由で出資を断った。
増資には、証券取引法違反罪で公判中のコクドの筆頭株主、堤義明前会長の出資比率を低下させる狙いがあるが、西武鉄道の後藤高志社長は「堤前会長の出資比率は現段階で申し上げられない」と述べた。【瀬尾忠義】
毎日新聞 2005年10月18日 21時48分 (最終更新時間 10月18日 22時06分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051019k0000m020121000c.html