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米国経済の注目点
米住宅市場ウォッチ(3)〜住宅ブームに沈静化の兆し
1.活況が続いてきた住宅市場に沈静化の兆しが出てきた。9月7日に発表された地区連銀景況報告(ベージュブック)は「住宅不動産市況は力強いが、いくつかの市場で軟化の兆しがみられる」と報告した。
2.足元の住宅市場減速の主因は、住宅価格の急上昇により需要が抑制され始めたことにある。中古住宅価格の家計所得対比をみると、年初の3倍程度から9月には3.81倍に急騰している。また、住宅ローン金利の下げ止まりも、住宅需要抑制の一因である。
3.住宅市場は今後、次第に鈍化がはっきりとしてくるとみられるが、大幅な落ち込みとなる可能性は小さい。雇用環境の改善を背景とした家計所得の増加等が住宅需要を下支えしよう。なお、住宅市場の先行きについて、最も大きなリスクは長期金利の急上昇であるが、FRBの金融政策が適切に機能することによって、長期金利の急騰は回避されるとみられる。
http://www.ufji.co.jp/publication/report/2005/0571.pdf