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ゼネラル・エレクトリックにおける国際労働組合連帯・行動への
支援に関するIMF声明
全世界のゼネラル・エレクトリック(GE)労働者代表・関連労組は、世界的な競争がこの巨大多国籍企業の労働者に及ぼす悪影響に対抗するために、包括的な国際労働組合戦略の立案・実施に取り組んでいる。GEは、グローバル経済において最も利益を上げている支配的企業の一つである。同社は製品市場と金融市場の両方で大きな影響力を行使し、世界中で資本や雇用を動かしている。GEは外部市場要因に受動的に対応するのではなく、かなりの程度まで、自社が活動する各グローバル市場で競争条件を決定している。実際に同社の戦略は、いずれかの国や労働者、国内労働組合運動との関連を避けることである。
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過去四半世紀のGEの国際的な成長・発展は、世界経済のそれを反映している。アメリカを初めとする各国のGE関連労組は、同社のグローバリゼーション戦略に対応して、中核的な機能や活動の焦点を国内レベルから国際金属労連(IMF)を通して実施される国際行動プログラムに移そうと努力するようになっている。IMFはIMF−GE世界協議会機構の強化に取り組み、世界中のIMF加盟GE関連労組間で、団体交渉・組織方針分野における共通の戦略的目標を明確にしようとする努力を調整している。
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IMFは、グローバルな競売で賃金や雇用を引き下げ、可能な限り低い賃金で働かせることのできる労働者集団を決めるというGEの戦略を非難する。60年以上にわたって、GEはアメリカの団体交渉制度のおかげで巨万の富を築き、経営幹部や株主のために莫大な財産を生み出してきた。GEは2001年に127億ドルの純利益を記録し、昨年、その半分近くを配当の形で株主に分配した。
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IUE−CWA、全米機械工・航空宇宙労組(IAM)、全米自動車・航空宇宙・農業機械労組(UAW)、全米板金工労組(SMW)、全米鉄鋼労組(USWA)など、アメリカのIMF加盟GE関連労組は、同社との間で尊敬の念に満ちた長い交渉関係を維持している。アメリカのGEで最後に全国規模のストライキが実施されたのは、1969年のことだった。しかし近年、GE経営陣は雇用保障、団結権、国際労働基準といった主要問題に関する交渉を拒否している。GE関連労組の合同交渉委員会(CBC)だけでなく、その他の世界中のIMF加盟GE関連労組数十団体も、同社で国際連帯をさらに強化しようと専心している。
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2000年3月に米国ワシントンDCで開かれたIMF−GE世界協議会で、IMFはGEとのあらゆる協約交渉を全面的に支援することを誓約した。さらにIMFは、労働者の搾取を目的とするGEによる労働の移動・移転を監視し、これに反対するとともに、GE関連労組間の関係を強化・拡張し、戦略的な情報・資源の交換を促進することに同意した。IMFは「国際労働基準をGE等すべての多国籍企業による世界貿易・投資の条件とする」という原則も全面的に支持する。GEは世界最大の金属関連会社として、世界で一流の組織となり、労働者の団結権を尊重する責任を負っている。だがGEは、アメリカ(ミシガン州マスキーゴン)、ヨーロッパ(スコットランド)、アジア(マレーシア)など世界中で、その責任を果たしていない。
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このIMF世界大会は、101カ国193労組の組合員2,300万人を代表して、「GE労働者がまず間違いなく前進を遂げるためには、全世界で強力な独立した民主的・闘争的組合を確立・奨励し、すべての労働者の労働・生活条件を促進・擁護することである」という基本的な考えを確認する。IMFは、アメリカで2003年6月の交渉が実施される前にIMF−GE世界協議会を開催すべく努力する。
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全世界のゼネラル・エレクトリック(GE)労働者代表・関連労組は、世界的な競争がこの巨大多国籍企業の労働者に及ぼす悪影響に対抗するために、包括的な国際労働組合戦略の立案・実施に取り組んでいる。GEは、グローバル経済において最も利益を上げている支配的企業の一つである。同社は製品市場と金融市場の両方で大きな影響力を行使し、世界中で資本や雇用を動かしている。GEは外部市場要因に受動的に対応するのではなく、かなりの程度まで、自社が活動する各グローバル市場で競争条件を決定している。実際に同社の戦略は、いずれかの国や労働者、国内労働組合運動との関連を避けることである。
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過去四半世紀のGEの国際的な成長・発展は、世界経済のそれを反映している。アメリカを初めとする各国のGE関連労組は、同社のグローバリゼーション戦略に対応して、中核的な機能や活動の焦点を国内レベルから国際金属労連(IMF)を通して実施される国際行動プログラムに移そうと努力するようになっている。IMFはIMF−GE世界協議会機構の強化に取り組み、世界中のIMF加盟GE関連労組間で、団体交渉・組織方針分野における共通の戦略的目標を明確にしようとする努力を調整している。
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IMFは、グローバルな競売で賃金や雇用を引き下げ、可能な限り低い賃金で働かせることのできる労働者集団を決めるというGEの戦略を非難する。60年以上にわたって、GEはアメリカの団体交渉制度のおかげで巨万の富を築き、経営幹部や株主のために莫大な財産を生み出してきた。GEは2001年に127億ドルの純利益を記録し、昨年、その半分近くを配当の形で株主に分配した。
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IUE−CWA、全米機械工・航空宇宙労組(IAM)、全米自動車・航空宇宙・農業機械労組(UAW)、全米板金工労組(SMW)、全米鉄鋼労組(USWA)など、アメリカのIMF加盟GE関連労組は、同社との間で尊敬の念に満ちた長い交渉関係を維持している。アメリカのGEで最後に全国規模のストライキが実施されたのは、1969年のことだった。しかし近年、GE経営陣は雇用保障、団結権、国際労働基準といった主要問題に関する交渉を拒否している。GE関連労組の合同交渉委員会(CBC)だけでなく、その他の世界中のIMF加盟GE関連労組数十団体も、同社で国際連帯をさらに強化しようと専心している。
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2000年3月に米国ワシントンDCで開かれたIMF−GE世界協議会で、IMFはGEとのあらゆる協約交渉を全面的に支援することを誓約した。さらにIMFは、労働者の搾取を目的とするGEによる労働の移動・移転を監視し、これに反対するとともに、GE関連労組間の関係を強化・拡張し、戦略的な情報・資源の交換を促進することに同意した。IMFは「国際労働基準をGE等すべての多国籍企業による世界貿易・投資の条件とする」という原則も全面的に支持する。GEは世界最大の金属関連会社として、世界で一流の組織となり、労働者の団結権を尊重する責任を負っている。だがGEは、アメリカ(ミシガン州マスキーゴン)、ヨーロッパ(スコットランド)、アジア(マレーシア)など世界中で、その責任を果たしていない。
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このIMF世界大会は、101カ国193労組の組合員2,300万人を代表して、「GE労働者がまず間違いなく前進を遂げるためには、全世界で強力な独立した民主的・闘争的組合を確立・奨励し、すべての労働者の労働・生活条件を促進・擁護することである」という基本的な考えを確認する。IMFは、アメリカで2003年6月の交渉が実施される前にIMF−GE世界協議会を開催すべく努力する。
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