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2005年10月15日15時14分
日本経団連(奥田碩(ひろし)会長)の次期会長に、副会長の御手洗(みたらい)冨士夫・キヤノン社長(70)を充てる人事が固まった。御手洗氏は米国勤務が長い国際派で、キヤノンを高収益のハイテク企業に育てたことなどが評価された。年内にも内定し、来年5月末に就任する。
現在の奥田会長(トヨタ自動車会長)は02年に経団連と日経連が統合して生まれた日本経団連の初代会長に就任、来年5月で2期4年の任期を終える。後任会長としては「国際性のある人」(奥田会長)を有力な条件としていた。
御手洗氏はキヤノン入社後、66年にキヤノンUSAに出向、89年まで23年間の米国勤務を経験し、米国の経済人とも交流がある。95年にキヤノン社長に就任してからは出遅れていたデジタルカメラ部門を強化、工場の効率化を進めて収益体質を改善し、「勝ち組企業」に育て上げた。
御手洗氏は、経団連会長就任や来年のキヤノン新5カ年計画入りを視野に、キヤノン社長を退いて会長になる見通し。
次期経団連会長の人選では、5月に副会長となった張富士夫・トヨタ自動車副会長を有力とする見方が経済界にはあった。しかし、トヨタ社内には「トヨタ、トヨタは好ましくない」(奥田会長)と否定的な意見が強く、トヨタ以外の企業を中心に人選が進んだ。
キヤノンはこれまで財界活動の実績があまりないことやハイテク商品に特化した企業で、過去に経団連会長に就任した企業と比べ、経済界の代表としてふさわしくないとの見方も一部にあるが、「もうそんな時代ではない」(経団連首脳)との考えが優勢になった。
http://www.asahi.com/business/update/1015/032.html