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【シカゴ=山下真一】先月破綻した米大手デルタ、ノースウエスト航空が急ピッチでリストラに乗り出した。人員と賃金削減に加え大幅な不採算路線見直しが柱。労働組合の抵抗も予想されるが、破産裁判所の下で強制的に実行する。コスト体質を格安航空並みに近づけることで競争力の回復を図る。
デルタは13日、航空子会社コムエアの従業員の14%に当たる1000人を減らすと発表した。人件費もパイロット分を総額1700万ドル、客室乗務員分を890万ドルそれぞれ削減する。
ノースウエストは破産裁判所に対し、組合との交渉が不調に終わった場合、強制的に人件費を年14億ドル削減するよう求めた。8月にストライキ入りした機械工組合との交渉が難航する事態を念頭に置いたとみられる。不採算路線の見直しも進め、10―12月期に米国内線で約10%、国際線で約5%それぞれ収容可能な乗客数を減らすほか、来年1―3月も運航路線を絞り込む方針。 (11:50)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051014AT2M1400K14102005.html