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総括:警鐘が鳴らされている金融市場
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日本の株式市場だけを見ていれば、『金融市場に警鐘?馬鹿を言うな。どこの世界の事を言っているのだ!』という反応が返ってくるのでしょうが、世界の金融市場は違います。
世界的に権威があるウオールストリートジャーナル紙が一面トップで『デリバティブ』に対して警報を出したり、金融システム専門のコリガン元NY連銀総裁もクレジット・デリバティブ問題につき以下のような警鐘を鳴らしているのです。
『銀行システムの外側で思わぬ形でリスクが集中している怖さがあり、信用リスクの所在が分からないまま不測の事態が起これば金融システムの混乱を招きかねない』
このクレジット・デリバティブでは、9月半ばニューヨーク連銀が欧米金融大手14社を招聘し、決済問題につき厳格な処理を命じています。
* 現在、このクレジット・デリバティブでは最高20日間の決済遅延が起こっており、日々延びて行っています。昨年末時点のクレジット・デリバティブの残高は8兆4,200億ドル(960兆円)となっており現時点では1,500兆円を超えていると推計されているのです。
そして一部の専門家は、世界の金融市場がデリバティブ破綻するのは時間の問題との指摘をし、緊急対策を取るようにとの警報を鳴らしているのです。
すでに上記のような決済遅延・不能が起こってきており、これが徐々に拡大しつつあるのです。
いつどこでどのような形でこのデリバティブ破綻が起こるか、誰にも予測はつきませんが、すでに決済遅延・不能が起こっている以上、大規模な金融破綻が突然金融市場を襲いましても、何らおかしくはないのです。
これを単なる脅しとして看過するのも自由ではありますが、私はもはやデリバティブ破綻が避けることが出来ない事態になりつつあるとの判断を固め徐々に行動を起こしています。
決済遅延・不能が徐々に拡大し、もはやこれ以上隠すことが出来ない事態に陥った段階で突然、デリバティブ破綻が世界市場を襲うことになるはずです。
朝起きたらまさに暗黒の朝になっていたとしても、何らおかしくはありません。
先般指摘しましたように、すでに、金(ゴールド)が買われてきておりドルも上昇してきています。
金融市場の大型破綻には必ず前兆があります。もし、今の金・ドルの上昇がその前兆とすれば・・・。
事態はまさに直ぐそこまで来ていると言えるかも知れません。
http://www.collectors-japan.com/nevada/main/m_051001_1.html