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(回答先: ＤＥＬＰＨＩ ＩＮ ＢＡＮＫＲＵＰＴＣＹ （ＵＡＷの決着が不気味に迫る。）【The Detroit NEWS】 投稿者 hou 日時 2005 年 10 月 09 日 19:51:04)
10月11日（ブルームバーグ）：経営破たんした米自動車部品メーカー、デルファイのスティーブ・ミラー最高経営責任者（ＣＥＯ）は10日、インタビューに答え、最大の顧客である自動車メーカーの米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は、次回の労使協定をめぐる交渉で全米自動車労組（ＵＡＷ）から賃金や給付の削減で合意を得られない場合、破たんに追い込まれるリスクがあるとの見方を示した。
デルファイは、ＧＭからの金融支援とＵＡＷからの譲歩が得られず、破産法適用を申請した。ミラーＣＥＯは、古参の従業員の時給を最大で64％引き下げ10ドルとする考えだった。
ミラーＣＥＯは「ＧＭが2007年の労使交渉後に、現在と同様の協定に合意するならば、破産法11条の適用申請は避けられないだろう」と語った。
米製造業界で最大規模の破産申請を行った同ＣＥＯは、米国の産業社会が転換期を迎えているとの考えを示し、デルファイの抱えるジレンマは、米産業界の危機の「引火点でありテストケースにすぎない」と語った。
過去20年の間に自動車会社や鉄鋼会社、航空会社などの破たん・再生を経験してきたミラーＣＥＯは、ＵＡＷが1947年以来獲得し続けてきた賃金や医療・年金給付の一貫した上昇によって、ＧＭやフォード・モーターなど自動車メーカーとデトロイト近辺の部品メーカーは、その存在自体を脅かされていると指摘。従業員が50歳で退職し、その後40年生きる時代に、従来のままの年金制度は企業を弱体化させると語った。
ミラーＣＥＯは、ＧＭとフォードは2007年の労使交渉によって人員削減や賃金引き下げをＵＡＷに合意させるだろうとして、破たんは予想していないと述べた。譲歩を拒めばＵＡＷは、時給の高い組合員の大半が働いているＧＭとフォードを傷つけることになると指摘した。
同ＣＥＯは、政府と労働界、産業界の指導者が協力して、医療に関するコストとリスクを個別の企業に集中させることのない「ニュー・ディール（新政策）」を創設する必要があるとの考えを示した。
原題：Delphi Chief Sees GM Bankruptcy Without U-Turn on Wages, Health（抜粋） {NXTW NSN IO6HP40D9L35 更新日時 : 2005/10/11 14:29 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/commentary.html
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先：
東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita
akinoshita2@bloomberg.net Editor: Kakuta
記事に関する記者への問い合わせ先：
ミシガン州サウスフィールド Jeff Bennett jbennett17@bloomberg.net
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