★阿修羅♪ > 国家破産42 > 702.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
10月7日(ブルームバーグ):米労働省が7日に発表した9月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は、前月比3万 5000人減少した。前の月との比較で減少するのは2年ぶり。8月は21万1000 人の増加(速報16万9000人増から上方修正)だった。ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査で、9月雇用者数は15万人の減少(予想中央値)が見込まれていた。
家計調査による9月の失業率は5.1%と、前月の4.9%から上昇した。エコノミスト予想は5%だった。
7月の非農業部門雇用者数は27万7000人増と、前回発表の24万2000人から上方修正された。雇用者の増加数は7月と8月とで、計7万7000人上方修正されたことになる。
大型ハリケーン「カトリーナ」が8月29日にメキシコ湾岸に来襲し、同地域の企業に打撃を与えた。エネルギー価格は記録的な高水準に押し上げられた。米金融当局者は、ハリケーン来襲前の景気が力強かったことを踏まえ、影響は短期的にとどまるとみて、景気減速よりもインフレのほうが脅威だとの見解を示している。雇用統計発表後、金融市場では利上げ方針が継続されるとの観測が再燃し、米国債相場が下落した。
ワコビアのチーフ・エコノミスト、ジョン・シルビア氏は、「米金融当局は雇用統計の数字をみて、年内2回の定例会合それぞれで0.25ポイントの利上げを決定するだろう」と指摘、「9月の雇用者数はかなり強い数字で、債券相場はこの発表で一撃を受けた」と話した。
雇用統計は12日を含む週に実施した聴き取り調査に基づくため、9月後半に来襲したハリケーン「リタ」の影響は9月の統計に反映されていない。
製造業は2万7000人減少
雇用統計を業種別みると、小売りや銀行、広義のサービス業は3万6000人減少し、前月の19万1000人増加からマイナスになった。一方、製造業の雇用は2万7000人減少(前月9000人減)した。同項目のエコノミスト予想は3万 3000人減少だった。製造業の雇用減少は、航空機メーカー、ボーイングのストが反映されている可能性がある。
建設業は2万3000人増加する一方、小売りは8万8000人減少。人材派遣は3万2000人増加した。
製造業の週平均労働時間は40.5時間と前月と変わらず。超過勤務は4.4時間(前月4.5時間)だった。全体の週労働時間は33.7時間と、前月と変わらず。市場予想とも一致した。
平均時給は16.18ドルと、前月から3セント(0.2%)増加し、伸び率はエコノミスト予想(0.2%増)と一致した。8月は0.1%の増加だった。9月の平均時給は前年同月比では2.6%増と、前月と同じ伸び率だった。
原題:U.S. September Payrolls Fall 35,000 After Hurricane (Update1) (抜粋) {NXTW NSN INZQJL1A1I4H http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=a532ULKRuFIU&refer=jp_news_index
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
ニューヨーク 高井夕起子 Yukiko Takai
ytakai@bloomberg.net Editor:Yamahiro
記事に関する記者への問い合わせ先:
Joe Richter in Washington Jrichter1@bloomberg.net.
更新日時 : 2005/10/07 23:04 JST