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9月30日(ブルームバーグ):米商務省が30日に発表した8月の個人消費支出(PCE)は前月比0.5%減少し、7月の同1.2%増(1%増から修正)からマイナスに転じた。8月の減少率はブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値(0.2%減)を上回り、過去3年強で最大となった。
8月の個人所得は前月比0.1%減少し、7月の同0.3%増加から反転。個人所得の減少は1月以来初めて。エコノミストは0.3%増を予想していた。
商務省によると、ハリケーン「カトリーナ」の影響として、保険対象外資産の損失が個人所得を約1000億ドル(年率ベース)押し下げたと指摘した。エコノミストらは燃料価格高騰を背景に消費者が外食や衣料費を削るなか、支出低迷の波は9月、自動車以外の分野にも押し寄せているとみている。
FTNファイナンシャルのチーフエコノミスト、クリストファー・ロウ氏(ニューヨーク在勤)は、「8月統計は芳しくない。9月は一段と悪い内容になるだろう」と語る。「ハリケーンが消費者の意識に揺さぶりをかけたのは明らかだ」と付け加えた。
支出の大幅減少で、貯蓄率はマイナス0.7%と、7月のマイナス1.1%からマイナス幅が縮小した。
価格指数
構成指数の物価統計に目を向けると、米連邦準備制度が物価指標として重視するエネルギーと食品を除いたコアPCE価格指数は前月比0.2%上昇(前月同0.1%上昇)。アナリスト予想(0.1%上昇)を上回る伸びだった。前年同月比では2%上昇と、前月の同1.9%上昇から加速した。連邦公開市場委員会(FOMC)は7月、コアPCE価格指数の前年同月比伸び率が今年、 1.75―2%のレンジで推移するとの見通しを示した。
全体のPCE価格指数は前月比0.5%上昇。前月の同0.3%上昇から加速。前年同月比では3%上昇した。
2001年9月以来最大の落ち込み
8月の個人所得は前年同月比で5.6%増加。このうち賃金・給与が6.6%増と全体を率いた。8月の可処分所得は前月比で0.1%減少し、前月の同 0.4%増からマイナスに転じた。前年同月比では4.4%の増加。
インフレを考慮した実質ベースでは、8月の個人消費支出は前月比1%減少し、2001年9月以来最大の落ち込みを記録した。このうち自動車などの耐久財支出が前月比8.9%減少(前月6.9%増)した。非耐久財支出は同0.1%増加。前月は変わらずだった。サービスは同0.2%増加。前月は同0.1%増加していた。
原題: U.S. Personal Spending Falls 0.5%; Incomes Drop 0.1% (Update1) (抜粋) {NXTW NSN INMRT707NBB5 http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=a4PtMxffNkBo&refer=jp_news_index
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
ニューヨーク 西前 明子 Akiko Nishimae
anishimae3@bloomberg.net Editor:Yamahiro
記事に関する記者への問い合わせ先:
Carlos Torres in Washington ctorres2@bloomberg.net.
更新日時 : 2005/09/30 22:24 JST