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米国でクレジットカードの支払いが滞る人が増えている。米銀行協会(ABA)の調査によると、4―6月期の延滞率は4.81%と過去最高水準に上昇した。ガソリン価格の上昇が家計を直撃し、カード債務を返済できなくなっている人が増えているという。ABAは「ガソリンの一段高で延滞率がさらに高まる」とみている。
カードの延滞率は、口座数全体のなかで返済期日を30日以上過ぎても支払いが滞っている口座の割合だ。金融機関が定めた最低支払金額を払えない人が対象となる。延滞率はABAが統計を整備した1973年以来、2・四半期連続で最高水準を更新した。
米国のガソリン価格は6月末で1ガロン2.19ドルと、2002年1月末に比べて約2倍に上昇。一方、家計の貯蓄率は7月に過去最低のマイナス0.6%まで低下している。貯蓄がほとんどないため、ガソリンの負担拡大をやり繰りできなくなっているのが延滞率上昇の背景にある。比率の悪化はガソリン高によって主に経済的に余裕のない低所得層が直撃されている実態を示している。(ニューヨーク=豊福浩) (11:58)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050929AT2M2900S29092005.html