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(回答先: 為替市場概況 2005年09月29日 (木) 06時02分 投稿者 愚民党 日時 2005 年 9 月 29 日 06:54:02)
「為替」 期末のドル買いも戻り売りこなせず、ドル・円“往って来い”／ニューヨーク外国為替市場概況
「期末のドル買いも戻り売りこなせず、ドル・円“往って来い”」ニューヨーク概
況 2005年9月29日（木曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:47JST 「期末のドル買いも戻り売りこなせず、ドル・円“往って来い”」
*07:01JST「期末のドル買いも戻り売りこなせず、ドル・円“往って来い”」
【ロンドン市場概況】
28日のロンドン外為市場では、9月末、四半期末で取引手控えムードがみられた
が、イギリスの経済指標の悪化を受けてポンド売りが目立ち、ポンドの下落をきっ
かけに全般的にドル買いが優勢になった。イギリスの第2四半期GDP確報値（前年
比）が下方修正され、英産業連盟（CBI）の9月小売売上高指数も予想を下回ったこ
とを受けてポンド売りが強まり、ポンド・ドルは1.7713ドルから1.7642レベルまで
下落した。ユーロ・ドルは1.2041ドルから1.2006ドルまで下落、ドル・スイスは
1.2921フランから1.2965フランまで上昇、ドル・円は112円93銭から113円20銭まで
上昇した。ユーロ・円は135円86銭から136円12銭で取引された。
【経済指標】
英・第2四半期の経常収支：-30.5億ポンド（予想-48億ポンド、前期-73.3億ポンド
←-58億ポンド）
英・第2四半期のGDP確報値：前期比+0.5％、前年比+1.5％（前期比予想+0.5％、改
定値+0.4％、前年比予想+1.8％、改定値+1.8％）
英・産業連盟（CBI）9月の小売売上高指数：-24（予想-15、8月-18）
【要人発言】
リーカネン・フィンランド中銀総裁
「最近の原油高にもかかわらず、インフレ期待は穏やか」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：113円11銭、ユーロ・ドル：1.2032ドル、ユーロ・円：136円05銭、ポン
ド・ドル：1.7664ドル、ドル・スイス：1.2935フラン
【ニューヨーク市場概況】
28日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は8月の耐久財受注が予想を大幅に上
回った事や期末に向けた米企業のレパトリ絡みのドル買いを受けて113円45銭まで上
昇した。年初来高値手前での利食い売りや本邦輸出筋の戻り売りをこなせずに112円
87銭まで反落し、ショートカバーで113円10銭前後まで戻して引けた。
ユーロ・ドルは米企業のレパトリ絡みのユーロ売りに押されて1.1992ドルまで下
落。アジア中銀やロシア中銀の買いが下値を支え、原油価格の上昇を受けた中東筋
の買い主導で1.2056ドルまで反発し、“ドイツ失業者数の大幅減少”の噂がユーロ
買いを誘い本日高値圏1.2040ドル前後で引けた。ユーロ・円はユーロ債償還利払い
に絡む売りなどで135円89銭まで下落した後、原油価格の上昇に伴い136円23銭まで
上昇した。ポンド・ドルは一旦1.7606ドルまで下げた後1.7687ドルに反発した。ド
ル・スイスは1.2984フランから1.2910フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場は在庫統計発表後に急伸した。ハリケーン・リタの上陸直前における原油
在庫が予想以上に減少していた事から“2つの大型ハリケーン通過に伴う供給不足が
向こう数週間にわたって継続する可能性が高い”との見方が強まり買いが先行し
た。生産量を従来水準に戻すために多額の費用を必要とする製油所が多く、復旧作
業が長期化するとの懸念が広がっている。
また、9月のOPECの原油出荷量がサウジアラビアの出荷拡大などにより1979年以来の
高水準に増加したとの一部観測なども手掛かり材料となっていた模様。NYMEX原油先
物価格（11月限）は強含み推移し66.35ドル（前日比+1.9％）で取引を終えた。
【オプション動向】
本日のドル・円スポット相場は年初来高値113円73銭を目前に売り買いが交錯する神
経質な展開となっている。この動きを受けてオプション変動率は堅調に推移。1ヶ月
物は8.200％で前日比変わらずだが、3ヶ月物は8.150％から8.175％、6ヶ月物は
8.175％から8.225％へそれぞれ上昇している。
年初来高値手前での戻り売りや利食いが強く、相場への気迷い観からリスクリバー
サルは大きな動きに繋がっていない。25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.350％から+0.450％へ拡大、3ヶ月物は+0.70％、6ヶ月物は+0.825％でそれぞれ前
日比変わらずで取引されている。
【株式市場】
NY株式相場はまちまち。8月の耐久財受注額が予想を上回った事で朝方は上昇して始
まったものの、原油価格が一時3%高となるなど上値を抑える要因となった。セクタ
ー別では運輸や電気通信サービスが上昇した一方で、銀行や小売りが軟調。ダイム
ラークライスラー(DCX)がメルセデス部門の大規模な人員削減計画を発表して上昇。
また自動車部品のデルファイは60億ドルの資金援助をGMに求めているが、10月半ば
までに合意に達しない場合は破産法を適用するとの観測が広まったものの株価は上
昇。一方、JPモルガンが投資判断を引き下げた半導体大手のノベラス・システムズ
(NVLS)が下落。ダウ構成銘柄では労働組合側と3年間の契約で合意に達したゼネラ
ル・モータース(GM)が小幅高。またマクドナルド(MCD)は大株主のヘッジファンドが
同社の事業を3つに分割するアイデアを示したとWSJ紙が報じた事で買われた。結局
ダウは16.88ドル高の10473.09、ナスダックは1.02ポイント安の2115.40で取引を終
了した。四半期末を控えてポジション調整の動きが広がり、出来高が膨らむもの
の、その一方で株価の変動率が低下傾向にある。
【経済指標】
米・8月の耐久財受注：前月比+3.3％(予想+0.8％、7月-5.3％←-4.9％)
米・8月の耐久財受注（輸送用機器除く）：前月比+4.2％（予想+1.0％、7月-3.7％
←-3.2％）
米週次の原油在庫報告：
原油在庫：前週比-241万バレル（予想-175万バレル、前回-32万バレル）
ガソリン在庫：同比+440万バレル（予疎syuracom-225万バレル、前回+347万バレル）
蒸留油在庫：同比-57万バレル（予想-188万バレル、前回+82万バレル）
【要人発言】
スノー米財務長官
「インフレが低いため低水準の利回りとなる」
「米国債券に対する需要は大変強い」
「中国がドルペッグ制を廃止した事は大きなステップであり歓迎」
「中国による更なる改革を望む」
「中国が更なる改革を行うには時間がかかるだろう」
「米国は新しい中国経済特使を近く発表」
「米国の強いドルを望む政策は変わらず」
「ハリケーン・カトリーナ後のある程度の米経済成長の減速が予想される」
「ほとんどのカトリーナによる経済への影響は年末までになくなるであろう」
「連銀の仕事には満足」
「消費者信頼感指数が低下するのは理解可能」
「2000億ドルの予定被害総額は高すぎる」
バーナンキ米大統領経済諮問委員会（CEA）委員長
「ハリケーンにかかわらず米経済は拡大している」
「ハリケーンの影響が0.5-1.0％ほど米経済成長率を押し下げると予想」
「第3四半期に景気、雇用の減速が見られるであろうが、早ければ第4四半期、遅く
とも来年には落ち込み以上の拡大が予想される」
「景気後退のリスクは見られない」
ブルトン・フランス経済財務産業相
「ユーロ・ドルの水準には満足」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 112.97 113.45 112.87 113.11
ユーロ・ドル 1.2035 1.2056 1.1992 1.2036
ユーロ・円 135.93 136.23 135.86 136.13
ドル・スイス 1.2931 1.2984 1.2910 1.2925
ポンド・ドル 1.7708 1.7713 1.7606 1.7678
株式市場：
NYダウ 10456.61 10512.10 10423.98 10473.09
ナスダック 2121.84 2127.49 2109.75 2115.40
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.540 4.504
米国債10年物 4.281 4.255
先物市場：
NY金先物 467.0 473.7 466.3 473.1
NY原油先物 65.25 67.40 64.70 66.35
シカゴ日経平均先物 13495 13510 13450 13465
（フィスコ） - 9月29日6時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050929-00000001-fis-brf
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。