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「為替」 一段のハリケーン勢力低下でドル全面高112.53円、原油続落63.85ドルまで/ニューヨーク外国為替市場概況
「一段のハリケーン勢力低下でドル全面高112.53円、原油続落63.85ドルまで」ニュ
ーヨーク概況 2005年9月24日(土曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善
博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:23JST 「一段のハリケーン勢力低下でドル全面高112.53円、原油続落63.85ドルまで」
*07:01JST「一段のハリケーン勢力低下でドル全面高112.53円、原油続落63.85ドル
まで」
【アジア市場概況】
23日のアジア市場(9:00-17:00)では、東京市場休場のため日中は全般的に小動
きとなり、ドル・円は111円44銭から111円70銭、ユーロ・ドルは1.2140ドルから
1.2162ドル、ポンド・ドルは1.7889ドルから1.7929ドル、ドル・スイスは1.2780フ
ランから1.2805フランで取引された。夕方、欧州勢の参入後、ユーロやポンドで下
値を試す動きが強まったことから、ユーロ・ドルが1.2116ドルまで下落、ポンド・
ドルは1.7843ドルまで下落し、ドル・スイスが1.2833フランに上昇、ドル・円も111
円80銭まで上昇した。ユーロ・円は135円71銭から135円42銭まで軟調推移となっ
た。17:00時点のレベルは、ドル・円111円69銭、ユーロ・ドル1.2126ドル、ポン
ド・ドル1.7865ドル、ドル・スイス1.2833フラン、ユーロ・円135円44銭。
【ロンドン市場概況】
23日のロンドン外為市場では、中国が人民元のドル以外の通貨に対する取引変動
率を上下1.5%から同3%に拡大したことを受けて、一時円買い、ユーロ買いが強ま
り、ドル・円は111円00銭まで下落し、ユーロ・ドルは1.2169ドルまで上昇した。ユ
ーロ・円は135円06銭まで下落した。人民元の米ドルに対する1日の変動率は上下
0.3%で据え置きとなったことで、ドル・円は111円69銭に反発、ユーロ・ドルは
1.2115ドルに反落、ユーロ・円は135円37銭に反発した。ポンド・ドルは1.7838ドル
から1.7920ドルで、ドル・スイスは1.2780フランから1.2842フランで取引された。
【経済指標】
独・8月の輸入物価:前月比+0.9%、前年比+4.7%(予想+0.7%、+4.5%、7月
+0.6%、+4.7%)
【要人発言】
中国マクロ経済研究院副院長
「2005年の中国の成長率は9.2%になる見込み」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:111円49銭、ユーロ・ドル:1.2124ドル、ユーロ・円:135円12銭、ポン
ド・ドル:1.7884ドル、ドル・スイス:1.2836フラン
【ニューヨーク市場概況】
23日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は中国人民元の取引変動幅拡大が
“テクニカルな調整”に過ぎないとの見方やハリケーン「リタ」の“カテゴリー3”
への勢力低下を受けて111円43銭から111円95銭まで上昇。欧州筋や米マクロ筋主導
の買いで112円00-10銭のストップロスをヒットし112円53銭まで続伸し、ほぼ高値で
引けた。
ユーロ・ドルは米金利の上昇、原油価格の下落を受けて1.2124ドルから1.2039ドル
まで下落し、1.2045ドル前後で引けた。ユーロ・円は更なる人民元柔軟化の思惑か
ら米ファンド筋の売りで134円92銭まで下落した後、「G7各国の中国への圧力が弱ま
る」との観測で135円56銭まで反発した。ポンド・ドルは1.7884ドルから1.7751ドル
まで下落した。ドル・スイスは1.2831フランから1.2926フランまで上昇した。
【原油市場】
原油相場は大型ハリケーン・リタの勢力が“カテゴリー3”に弱まった事から引け
にかけて下落幅が拡大した。ハリケーンの勢力低下を受けて採掘所や製油所の操業
停止、被害拡大の懸念が後退し、原油だけでなくガソリンや天然ガス価格も大幅に
下落した。NYMEX原油先物価格(11月限)は約1週間ぶり安値63.85ドルまで下落し
64.19ドル(前日比-3.4%)で取引を終えた。今週の原油価格の騰落率は+1.8%。
【オプション動向】
本日のドル・円スポット相場は中国が人民元の対ドル以外の通貨での変動幅拡大を
決定した事を受けて一旦ドル売りが強まった。しかし中国のこの変更はテクニカル
な動きに過ぎなかった事からショートカバーが強まり近頃のレンジ上値112円50銭を
狙う動きとなっている。市場は東京市場休場の中、週末のG7を控えてのポジション
調整だとする見方が多く、又G7声明で為替に関する大きな変更は無いとの観測も強
くオプション市場での動きは鈍い。1ヶ月物は8.0%から7.95%へ低下、3ヶ月物は
8.125%、6ヶ月物は8.075%とそれぞれ前日比変わらずでの取引となっている。
ドル・円相場がレンジ上値を試す動きとなっている事からリスクリバーサルでは円
コール買い弱まっており25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.50%から
+0.45%へ縮小、3ヶ月物は+0.70%デ前日(平松 京子)変わらず、6ヶ月物は
+0.875%から+0.825%へ縮小した。
【株式市場】
NY株式相場はまちまち。朝方は小幅下落して始まったものの、ハリケーン「リタ」
がカテゴリー3へと勢力を減退させたことで原油価格が続落、引けにかけて下落分を
取り戻す展開となった。セクター別では、保険や自動車・自動車部品が上昇する一
方で、エネルギーやソフトウェア・サービスが軟調。決算では前四半期比2%の増益
となったオラクル(ORCL)だが、慎重な売上見通しを示し7.9%安。また、携帯端末の
パーム(PALM)も冴えない業績予想を示して急落となった。一方で、グッドイヤー・
タイヤ(GT)は工場の閉鎖などを含むリストラ策発表が好感されて堅調に推移。ダウ
構成銘柄ではアルコア(AA)が原材料の価格の高騰が収益を圧迫する可能性を示唆し
た事で5.7%安となった。結局ダウは2.46ドル安の10419.59、ナスダックは6.06ポイ
ント高の2116.84で取引を終了した。ハリケーン「リタ」は勢力をやや弱めて今晩テ
キサス州に上陸する見通しだが、「カトリーナ」の被害を受けたニューオーリンズ
では再び大規模な浸水が起きており被害の拡大が懸念されている。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
ウェーバー独連銀総裁
「原油価格が他の価格を押し上げる事を除外できず」
「政策金利は適切水準」
「インフレ予想は引き続き抑制されている」
「原油価格の上昇からインフレには警戒が必要」
「第2次的影響の兆候はみられず」
ドイツ連銀関係者
「2005年度のドイツ経済成長率は1%程度、2006年度は1.5%程度」
谷垣財務相
「本日の中国人民元変動率の拡大はテクニカルな対応にすぎない」
「中国の人民元改革には更に注視が必要」
「スノー米財務長官と中国の人民元改革を更に見守る必要があるという事で合意」
「原油高がアジア経済に与える影響への懸念を米財務長官に伝えた」
ブラウン英財務相
「世界の不均衡の改善はなされていない」
「中国の通貨改革はある程度進んでいるが、向こう数年で更なる進展を望む」
米財務省報道官
「中国のドル以外の通貨に対する人民元変動幅拡大の決定はテクニカル」
「人民元の動きには引き続き注視」
日本財務省筋
「中国は人民元政策に関して保守的」
「人民元は更なる柔軟性が必要とスノー米財務長官に伝えた」
アルム二ア欧州委員会委員
「ユーロ圏の2006年度の成長は2%以下を予想」
「欧州は世界経済に後れを取っている」
「低金利水準は経済成長を助ける」
「原油価格の上昇は経済成長、CPIに大きくは影響せず」
「中国人民元は更に柔軟性が必要」
周中国人民銀行総裁
「新興5カ国会議で為替問題に関しての話し合いわずかであった」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 111.69 112.53 111.00 112.5
ユーロ・ドル 1.2126 1.2171 1.2038 1.2039
ユーロ・円 135.43 135.57 134.92 135.46
ドル・スイス 1.2832 1.2926 1.2782 1.2923
ポンド・ドル 1.7866 1.7913 1.7751 1.7756
株式市場:
NYダウ 10421.81 10455.81 10372.06 10419.59
ナスダック 2105.92 2121.05 2099.95 2116.84
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.462 4.520
米国債10年物 4.179 4.248
先物市場:
NY金先物 467.0 468.6 464.3 467.2
NY原油先物 66.00 66.20 63.85 64.19
シカゴ日経平均先物 13155 13225 13115 13195
(フィスコ) - 9月24日6時59分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050924-00000001-fis-brf