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9月23日(ブルームバーグ):イタリアのベルルスコーニ首相がイタリア銀行のファツィオ総裁に辞任圧力を強めている。同首相は22日、同総裁が同国の信用を傷つけたため辞任するべきだと言明し、さらに欧州中央銀行(ECB)も圧力をかけるべきだと指摘した。
ベルルスコーニ首相は22日夜、国営イタリア放送協会(RAI)の政治番組でのインタビューで、「欧州連合(EU)加盟各国政府は中銀総裁を首にする権限がない」とした上で、「ECBのみがそれをできる。政府としてわれわれができることは辞任圧力をかけることだけだ」と述べた。
ファツィオ総裁については銀行買収合戦でイタリアの銀行に肩入れをした証拠が2カ月前に浮上したが、ベルルスコーニ首相は22日になって初めて公に辞任を要請した。同日午前にはシニスカルコ経済・財務相がファツィオ総裁を辞任に追いやれない政府に不満を示し、辞任している。
ECBの匿名の広報担当者は、「条約によれば、ECBが中央銀行総裁を辞めさせる権限を持たないのは極めて明らかだ」と述べた。
トリシェECB総裁は14日、同中銀はイタリアでの情勢を注視しているものの、ファツィオ総裁に辞任を強制することはできないとの立場を示している。
原題:Italy's Berlusconi Calls on ECB to Help Force Fazio to Quit(抜粋) {NXTW NSN IN9N2T1A1I4H
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
ジュネーブ 蒲原桂子 Keiko Kambara
kkambara@bloomberg.net Editor:Okochi
記事に関する記者への問い合わせ先:
Flavia Krause-Jackson in Rome at fjackson@bloomberg.net.
更新日時 : 2005/09/23 20:26 JST
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003015&sid=ajH8MQ2SbCxg&refer=jp_europe