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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=akmNUrwypb2I&refer=jp_us
NY連銀が銀行14行招へい−クレジットデリバティブの事務処理懸念
9月13日(ブルームバーグ):ニューヨーク連銀は15日に開催するクレジットデリバティブ関連会議に同市場の主要メンバーである銀行14行を招へいしている。この背景にはいまや8.4兆ドル(約929兆円)に膨れた同市場での事務処理の滞りを金融当局が懸念していることがある。
同会議開催については米連邦準備制度が8月24日に既に発表済み。ニューヨーク連銀の広報担当、ピーター・バクスタンスキー氏によれば、銀行の代表者やリスクマネジャーとともに欧米の規制当局者が「市場慣行」について討議するという。
クレジットデリバティブ市場が拡大するにつれ、銀行や証券会社は事務処理のスピード維持が困難となる。ゴールドマン・サックス・グループでマネジング・ディレクターを務めるE.ジェラルド・コリガン元ニューヨーク連銀総裁が率いるグループは7月、リポートの中で、実際に企業がデフォルト(債務不履行)に陥った場合、デフォルト・スワップの保有者が一斉に決済を急ぎ、混乱につながる可能性を指摘している。
カス・ビジネス・スクール(ロンドン)でクレジットリスクや決済システムの上級講師を務めるアリステア・ミルン氏は、「銀行業界は自分たちの利益と急速に拡大する市場のパイ争いにあまりにも集中してきたため、事務処理問題に注力してこなかった」と指摘。その上で、「システムも管理も会計も市場の拡大ペースに追いついていない」と述べた。
格付け会社フィッチ・レーティングスによると、クレジットデリバティブ市場で最も活発な取引参加者は、JPモルガン・チェース、ドイツ銀行、ゴールドマン、モルガン・スタンレー、メリルリンチの5社。
JPモルガンの広報担当、マイケル・ドーフスマン氏は、15日の会議にはリスクマネジメントの副責任者ドナルド・マックリー氏とクレジットトレーディング責任者のエリック・ローゼン氏が出席すると述べた。両氏はインタビューには応じなかった。ゴールドマンとモルガン・スタンレーの広報担当者はコメントを差し控えた。メリルとドイツ銀の広報担当者には連絡がついていない。
原題:Fed Calls in Banks on Derivatives Paperwork Backlog (Update1)(抜粋) {NXTW NSN IMQXNP1A74E9