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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=a509ujlj1kVc&refer=jp_us
中国の商業銀行大手、中国銀行と中国工商銀行は９日、北京で開かれた世界経済フォーラムの会合で、2006年に新規株式公開（ＩＰＯ）を行う計画を示した。
中国銀行の李礼輝頭取は、上期にＩＰＯを実施する計画だと語った。中国工商銀行の楊凱生・副会長は、工商銀は事業再編を終えたとして、2006年の「適切な時期」に株式を公開すると述べた。
中国銀の李頭取は「上場の準備は完全に整った」として「市場で好機があり次第、株式を売却する」と述べた。同社は少なくとも50億ドル（約5530億円）規模のＩＰＯの幹事として、米ゴールドマン・サックス・グループとスイスのＵＢＳ、自社の投資銀行部門である中銀国際（バンク・オブ・チャイナ・インターナショナル）を起用している。
工商銀の楊副会長によると、同行は10月に持ち株会社に移行する計画。不良債権比率は「許容可能な」水準に低下したとしている。事情に詳しい関係者は８月に、米ゴールドマン・サックス・グループの投資ファンドと、独アリアンツ、米アメリカン・エキスプレスの３社工商銀に約31億ドルを出資すると述べていた。
中国の銀行は2006年末に始まる外銀への規制緩和による競争激化に備え、資本増強を目指している。経営改善やリスク管理確立に向け、戦略的提携先となる海外金融機関からの出資受け入れも進めている。
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