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http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-050909-0013.html
米投資会社カーライル・グループは9日、転職情報誌「DODA(デューダ)」などを発行する学生援護会の買収を発表した。カーライルと学生援護会の経営陣による自社買収(MBO)方式を取る。
同会とグループ会社を含めた全株式を創業者一族や従業員持ち株会などから買収し、今月中に手続きを終了する。カーライルの投資額は数百億円にのぼる見通し。
赤嶺紀彦社長ら現経営陣は続投、従業員の雇用も維持する。赤嶺社長は「事業拡大のため、経営基盤強化と迅速な意思決定体制の整備が不可欠で、カーライルとのMBO実施を決めた」とのコメントを発表した。同会は07年秋の株式上場を目指す。
学生援護会は北海道、関東、中部、九州地域などでアルバイト求人誌「an(アン)」などを発行。グループの従業員は約2400人でグループの05年3月期の売上高は約432億円。カーライルは世界13カ国で約3.4兆円を運用しており、日本でもDDIポケットを傘下に収めるなど企業買収を加速している。
[2005/9/9/13:49]