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http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050908&j=0024&k=200509085965
苫小牧、室蘭港と本州を結ぶフェリー各社は十月から、相次いで運賃を値上げする。燃料高騰に伴う措置で「企業努力で吸収するのは限界」と、運送業者など利用者へ理解を求めている。
十月一日から値上げするのは商船三井フェリー(東京)、川崎近海汽船(同)とリベラ(広島県呉市)が運航する東日本フェリー。太平洋フェリー(名古屋)は十一月一日から値上げする。
商船三井は苫小牧−茨城・大洗で貨物車両運賃が5%、川崎近海は苫小牧−八戸で4%。東日本は苫小牧−大洗、室蘭−新潟・直江津−博多で5%、苫小牧−八戸、室蘭−八戸で4%加算。太平洋は苫小牧−仙台−名古屋で5%上げる。上げ幅は異なるが、旅客運賃も上げる。これにより、川崎近海の苫小牧−八戸間の場合、全長十一−十二メートルのトレーラーで二千四百二十円値上げ、六万二千九百三十円となる。
各社とも値上げは燃料のC重油価格の上昇分を運賃に上乗せする燃料油価格変動調整金導入によるもので、三カ月ごとに見直す。C重油価格は今年一−三月が一キロリットル二万九千三百円、四−六月が三万五千七百五十円、七−九月は四万百円に達するなど急上昇。三年前より六割強上がった。
商船三井フェリーは「値上げは心苦しいが、苫小牧−大洗航路で燃料代が千円上昇すると年間約六千万円のコスト増になる」と話す。一方、運送業道内最大手の札幌通運は「値上げはトラック燃料費高騰に加え二重の打撃」と頭を痛めている。
苫小牧港を拠点に貨物専用船を運航する近海郵船物流(東京)、栗林商船(同)の二社も十月から値上げする。小樽港、苫小牧東港と道外を結ぶ新日本海フェリー(大阪)は九月に値上げ済み。