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「為替」 強弱まちまちの雇用統計&米3連休前でドル小動き109.52円-109.94円/ニューヨーク外国為替市場概況
「強弱まちまちの雇用統計&米3連休前でドル小動き109.52円-109.94円」ニューヨ
ーク概況 2005年9月3日(土曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:20JST 「強弱まちまちの雇用統計&米3連休前でドル小動き109.52円-109.94円」
*07:01JST「強弱まちまちの雇用統計&米3連休前でドル小動き109.52円-109.94円」
【ロンドン市場概況】
2日のロンドン外為市場では、米国経済に対する懸念が高まるなか、米8月の雇用
統計の非農業部門雇用者数の増加が予想より小幅にとどまるとの見方も出て全般的
なドル売りが続いた。ドル・円は、109円30-40銭レベルのストップロスをつけて一
時109円20銭まで下落、ユーロ・ドルは、オプションの1.2550トリガーを上抜け、
1.2600のトリガーも試す動きになり、1.2590ドルまで上昇、ユーロ・円も137円67銭
まで上昇した。ポンド・ドルは一時1.8412レベルまで上昇し、ドル・スイスは
1.2250フランまで下落した。ドル売り一服後、ドル・円は109円61銭に反発、ユー
ロ・ドルは1.2549ドルに反落、ポンド・ドルは1.8355ドルに反落、ドル・スイスは
1.2301フランに反発。ユーロ・円は137円47銭に弱含んだ。
【経済指標】
ユーロ圏・7月の生産者物価指数:前月比+0.5%、前年比+4.0%(6月+0.5%、
+4.0%)
【要人発言】
トリシェECB総裁
「ECBは、米国のハリケーンの被害状況を注視している」
「ハリケーン・カトリーナの欧州経済への影響を判断するのは時期尚早」
バーグステン米国際経済研究所長
「中国は少なくとも10-15%、もしくは25%くらい人民元を切り上げるという対応が
必要」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:109円67銭、ユーロ・ドル:1.2552ドル、ユーロ・円:137円66銭、ポン
ド・ドル:1.8396ドル、ドル・スイス:1.2298フラン
【ニューヨーク市場概況】
2日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は強弱まちまちの雇用統計の発表直後
に109円52銭から109円94銭の間を上下したものの、米レーバーデイの休暇を控えた
週末であり、米債券市場など一部市場が短縮取引であった事から動意一巡後はポジ
ション調整中心の小動きが続いた。
ユーロ・ドルは1.2580-00ドルのオプション防戦売りや欧州中銀のユーロ売りの噂が
上値を抑え1.2570ドルから1.2496ドルまで下落した。リアルマネーやアジア中銀な
どの下値での買い意欲が強く1.2535ドル前後に反発して引けた。ユーロ・円は中国
人民元の追加切り上げ観測が根強く、マクロ・ファンド筋主導の売りで137円79銭か
ら137円23銭まで下落した。モメンタム筋の買いが下値を支え137円55銭前後まで戻
して引けた。ポンド・ドルは1.8326ドルから1.8449ドルまで上昇した。ドル・スイ
スは1.2352フランから1.2276フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場は国際エネルギー機関(IEA)による石油備蓄の放出観測を受けて大幅に下
落した。本日米エネルギー省が「IEAが戦略石油備蓄を向こう30日間にわたり日量
200万バレル放出する」と発表し、IEAによる6000万バレル規模の原油供給が明らか
になった。先に米国も3000万バレル規模の戦略石油備蓄の放出を決めており、原油
供給不足に関する懸念後退が売り材料となった。本日はレーバーデイの休暇を控え
て、午後1時までの短縮取引となった。
NYMEX原油先物価格(10月限)は3連休前のポジション調整売りなどに押されて軟調
に推移し67.57ドル(前日比-2.7%)で取引を終えた。今週の原油価格の騰落率は
+2.1%であった。
【オプション動向】
ドル・円スポット相場は強弱まちまちの米8月雇用統計を受け落ち着いた動きとなっ
ている。しかしながらこの統計にはハリケーンの影響が含まれておらず9月以降の統
計悪化観測からドルの軟調な地合いが続いている。オプション市場では米国3連休を
控えている事などから短期変動率は低下しているものの、更なるドル先安観は強く2
ヶ月超えの変動率は上昇している。1週間は8.530%から7.800%、1ヶ月物は8.55%
から8.25%へそれぞれ低下、一方3ヶ月物は8.425%から8.525%、6ヶ月物は8.325%
から8.375%、1年物は8.325%から8.35%へそれぞれ上昇した。
円高が109円前半水準で一服しておりパニック的な売りに繋がっていない事からリス
クリバーサルも様子見気配。25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.70%で前
日比変わらず、3ヶ月物は+0.85%から+0.80%で小幅縮小、6ヶ月物は+0.975%で前
日比変わらずとなっている。
【株式市場】
NY株式相場は下落。朝方発表された8月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が予想を
下回ったものの、失業率が4年ぶりの低水準となった事を好感して小幅上昇して始ま
った。引き続き大型ハリケーン「カトリーナ」の被害が懸念される中、三連休を控
えて手仕舞う動きが目立ち、緩やかに下落する展開となった。セクター別では、家
庭用品・パーソナル用品や資本財が上昇する一方で、エネルギーや耐久消費財・ア
パレルが軟調。一部小包の燃料追加料金の上限を9.5%から12.5%へと引き上げた宅
配便大手のUPS(UPS)が下落。一方でゴールドマンサックスが投資判断を引き上げ
たサウスウェスト航空(LUV)が上昇。ダウ構成銘柄では、工場の作業員がストライ
キに入ったことでボーイング(BA)が下落。一方でキャタピラー(CAT)やエクソン
モービル(XOM)が上昇。結局ダウは12.26ドル安の10447.37、ナスダックは6.83ポ
イント安の2141.07で取引を終了した。来週月曜日はレイバーデーの為、NY株式相場
は休場。
【経済指標】
米・8月の雇用統計
失業率:4.9%(予想5.0%、7月5.0%)
非農業部門雇用者数:前月比+16.9万人(予想+20万人、7月24.2万人←20.7万人)
【要人発言】
米エネルギー省
「国際エネルギー機関(IEA)は向こう30日間で戦略石油備蓄を1日に200万バレル放
出し、また米国は3000万バレル放出する」
【ロンドン市場始値〜ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 109.55 109.94 109.20 109.82
ユーロ・ドル 1.2537 1.2590 1.2496 1.2531
ユーロ・円 137.35 137.80 137.20 137.61
ドル・スイス 1.2295 1.2352 1.2250 1.2299
ポンド・ドル 1.8378 1.8449 1.8326 1.8422
株式市場:
NYダウ 10460.67 10497.45 10434.71 10447.37
ナスダック 2150.18 2152.22 2139.28 2141.07
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.308 4.296
米国債10年物 4.027 4.040
先物市場:
NY金先物 450.5 451.0 445.8 448.5
NY原油先物 68.10 68.60 66.90 67.57
シカゴ日経平均先物 12600 12620 12570 12580
(フィスコ) - 9月3日6時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050903-00000001-fis-brf