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http://japan.internet.com/column/finanews/20021213/6.html【ウォルマート=船井電機、ダイエー=ヤマダ電機】
フナイといえばすぐに米国のウォルマートを思い浮かべる。売上高が28兆円にも達する世界最大の小売業・ウォルマート。船井電機はそのウォルマートの軒先を借りて低価格の家電製品を売りまくっている。売上高の3分の1はウォルマートからあげている。世界中で4000社にも及ぶウォルマートとの取引先の中から優良業者に贈る「インターナショナル・サプライヤー賞」の46社に今年は選ばれた。家電メーカーでの選出は船井電機だけである。
そしてイオンからもウォルマートがたちまち連想される。ウォルマートの標語「エブリディ・ロウプライス」はそのままイオンの標語でもある。スーパーが好んで立地する首都圏の人口流入地域をあえて避けて、競争相手の少ない、あるいは競争のまったくいない地方都市を選りすぐって出店する。体育館のような巨大店舗、そこにIT技術を駆使して徹底したコスト削減を追求する。メーカーとの直取引を好み卸業者を通さない。すべてが低価格販売に直結している。
そして現在、船井電機は取引先の絞り込みにかかっている。船井電機はピーク時には国内企業200社との取引があったが、それを現在は60社に落としており、来年からはこれをさらに半分の30社にまで絞り込む計画である。ウォルマートで学んだことをそのまま日本に持ち込み、大量に販売できるだけのセリングパワーを持った量販店だけに自社製品の販路を特化させる。船井側としては大量生産によるコストダウン効果が得られ、販売店に選ばれたヤマダ電機、ケーズデンキ、イオンなどは売れ筋商品を手にすることができる。