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★プライマリーバランスをとる
(発行済み国債の累増に応じて、税率を上げる必要があるか?)
<3000兆円国債追加発行でプライマリーバランスをとる。>
一般の常識では、発行済み国債の累積増を放置すると いずれ金利支払い費の増加のために国債費の追加発行を招くことになる、つまり雪だるまのように借金が膨らみ続け、抑えきれなくなるだろうといわれている。
これが国家破産の筋書きの一つである。
本当にそうであろうか?本当に、雪だるまのように膨らみ続けるのであろうか?
現在の政府債務の状態と さらに3000兆円の国債を追加発行した場合のときの、個人金融資産の総量に対する徴税率で計算してみた。
但し、他の金融資産には変化がないものとする。
そのまえに、
「政府債務の増加はその同額が民間へのマネーの供給である。」
・・という事が確認されているという前提で検証を進める。↓
http://www3.realint.com/cgi-bin/tarticles.cgi?koudoseityou+300
一般会計においてプライマリーバランスを求めるということは、およそ、
一般会計歳出総額−国債償還費=税収・・となると思う。
(これは、プライマリーバランスという語句の正確な意味ではないかもしれない。しかし債務の利払い費も税収で補えないこと事には 「雪だるま」のように膨らみ続けることになるから、敢えて上記の意味とする。尚一般に言われているプライマリーバランスとは一般会計歳出総額−国債費=税収のようである。※国債費=国債償還費+利払い費)
さて、H17年度一般会計予算の数値を基準に 計算してみる。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014.htm
一般会計歳出総額82.2兆円−国債償還費13.4兆円=68.8兆円
現在、政府債務は約700兆円で利払い費は約9兆円だが税収は44兆円です。
だからもし、さらに政府債務を3000兆円増加して、3700兆円にしたとすると今と同じ金利で、利払いは47.6兆円でその増加額は38.6兆円となる。
つまりプライマリーバランスをとるためには
税収が68.8+38.6=107.4兆円 を必要とする。
しかし、個人金融資産1400兆円から44兆円を徴税するのと、
4400兆円から107.4兆円を徴税するのとでは、
率から言うと前者では、44÷1400×100=3.1(%)
後者では、107.4÷4400兆円×100=2.4(%)・・となって比較して、徴税率は低くなる。
従って、結論を言うと、
さらに赤字国債を3000兆円ほど追加発行したほうが国民には徴税が楽になると思う。
それに加えて貿易黒字額も大きいことから、大して物価の変動がないことも想像できるから、預貯金や実物資産などにもゆとりが出来、庶民の生活は大変に安定し、人々は安心の老後を迎えることが出来る理屈になるようです。
どこかで計算や考えの間違いを犯しているでしょうか?