★阿修羅♪ > 国家破産41 > 920.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
「為替」 堅調な景気指数や米雇用創出法に絡むドル買いで110.34円→110.67円/ニューヨーク外国為替市場概況
「堅調な景気指数や米雇用創出法に絡むドル買いで110.34円→110.67円」/ニュー
ヨーク概況 2005年8月19日(金曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:18JST 「堅調な景気指数や米雇用創出法に絡むドル買いで110.34円→110.67円」
*07:01JST「堅調な景気指数や米雇用創出法に絡むドル買いで110.34円→110.67円」
【ロンドン市場概況】
18日のロンドン外為市場では、ユーロ・ドルは、1.2250トライの動きが先行し、
1.2276ドルから1.2250を下抜けて1.2225ドルまで下落した。ユーロ・ドルの下落を
きっかけにドル買い状態になり、ドル・スイスは1.2592フランから1.2648フランま
で上昇、ドル・円は110円07銭から110円43銭まで上昇した。ユーロ・円は135円24銭
から134円89銭まで弱含んだ。
ポンド・ドルは、イギリスの7月小売売上高が予想を下回る減少にとどまったこと
を受けた買いと、ユーロ・ドルの下落に連れた売りで、1.8052ドルから1.8092レベ
ルに上昇後、1.8040ドルまで下落した。
【経済指標】
独・7月の生産者物価指数:前月比+0.5%、前年比+4.6%(予想+0.4%、+4.4%、6
月+0.5%、+4.6%)
英・7月の小売売上高:前月比-0.3%(予想-0.6%、6月+1.2%)
ユーロ圏・6月の鉱工業生産:前月比+0.3%(予想+0.4%、5月-0.3%)
ユーロ圏・7月の消費者物価指数(CPI)
全体:前年比+2.2%(予想+2.1%、6月+2.0%)
コアCPI:前年比+1.4%(予想+1.4%、6月+1.4%)
【要人発言】
特になし
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:110円38銭、ユーロ・ドル:1.2221ドル、ユーロ・円:134円91銭、ポン
ド・ドル:1.8038ドル、ドル・スイス:1.2654フラン
【ニューヨーク市場概況】
18日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は本邦輸出筋や中国筋に上値を抑え
られる展開が続いたものの、予想以上に強いフィラデルフィア連銀景気指数やユー
ロ・ドルの下落を受けて110円34銭から110円67銭まで上昇した。その後110円70-80
銭にあるモデル、マクロ系ファンド筋の売りをこなせず110円50銭前後までやや軟化
して引けた。
ユーロ・ドルは米企業の米雇用創出法に絡むドル買いや米カストディアンの売りに
押されて1.2225ドルからストップロスを誘発させて1.2158ドルまで下落し、安値圏
1.2175ドル前後で取引を終えた。ユーロ・円は134円92銭から134円41銭まで下落し
た。ポンド・ドルは1.8038ドルから1.7915ドルまで下落した。ドル・スイスは
1.2650フランから1.2742フランまで上昇した。
【原油市場】
NY原油相場は小動き。昨日発表された米国石油協会(API)の月次統計レポートで米
7月の原油及びガソリンの出荷量の減少が示され、米国の需要鈍化への警戒感が売り
に繋がった。一方、米ゴールドマンサックス(GS)による原油価格見通しの上方修
正などが買い材料になり、強弱まちまちの手掛かり材料で揉み合い相場が続いた。
なお、GSは2006年の原油価格の見通しを従来55ドルから68ドルに、また向こう数年
の長期見通しを従来45ドルから60ドルにそれぞれ引き上げた。
NYMEX原油先物(9月限)価格は前日終値近辺で小動きを続け、結局63.27ドル(前日
比ほぼ変わらず)で取引を終えた。
【オプション動向】
ドル・円スポット相場は本邦機関投資家による投信新規設定に絡むドル買いなどを
受け110円台に戻している。この動きを受けたオプション市場では変動率が低下。1
ヶ月物は8.25%から8.10%、3ヶ月物は8.225%から8.175%、6ヶ月物は8.225%から
8.175%へそれぞれ低下した。「一旦109円台割れに失敗した」との観測から円コー
ル売り意欲が目立つものの、同時に3ヶ月物100円ストライク円コールの大量買いも
話題となっている。
リスクリバーサルでは25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物が+0.7%、3ヶ月物が
+0.8%、6ヶ月物が+0.975%と昨日と同水準を維持している。市場ではレンジ相場を
見込んだ3ヶ月物107円/112円ダブルノータッチオプション、4ヶ月物106円25銭/111
円25銭ダブルノータッチオプションなどの買い意欲が目立っている。また日本の選
挙時期に当たる9月の初旬から中ごろにかけての107円25銭円コールオプションの売
りなども観測されている。
【株式市場】
NY株式相場はまちまち。明日に先物やオプションの決済日を控えて、小幅な値動き
に終始する展開となった。原油先物価格もほぼ横這いとなっており、警戒感はやや
後退している。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や食品・飲料・タバコ
が上昇する一方で、自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が軟調。グーグ
ル(GOOG)は40億ドルに相当する1420万株の新株発行を発表して下落。またモルガ
ンスタンレー(MWD)は売却が噂されていたクレジットカード部門を今後も維持する
ことを発表して小幅安となった。一方で遊園地を運営するシックスフラッグ(PKS)
は、同社の最大株主から経営陣交代の要求を受けたことが明らかとなり18.2%の急
騰。アパレルのトミーヒルフィガー(TOM)は、自社を競売にかけ身売りするとの報
道で上昇。ダウ構成銘柄では、イリノイ州でタバコに関する訴訟で有利な判決が下
ったことを好感してアルトリア(MO)が3.7%高となった。結局ダウは4.22ドル高の
10554.93、ナスダックは9.07ポイント安の2136.08で取引を終了した。グーグル
(GOOG)の新株発行のニュースを受けて、大型買収の資金に充当するとの見方が広
がっており、買収先候補企業としてBaidu.com(BIDU)やスカイプなどの名前が挙が
っている。
【経済指標】
米・先週分の失業保険新規申請件数:31.6万件(予想31.0万件、前回31.0万件←
30.8万件)
米・7月の景気先行指数:前月比+0.1%(予想+0.2%、6月+1.2%←+0.9%)
米・8月のフィラデルフィア連銀景気指数:17.5(予想12.3、7月9.6)
【要人発言】
ドイツ経済諮問委員会委員長
「ドイツ経済は2006年度にかけて伸び率が加速するだろう」
「本年度の第3四半期GDPは0.2%程度に留まるものの、第4四半期から来年にかけて
回復する可能性がある」
「金利は非常に低い水準で緩和的でありECBの利下げはないだろう」
【ロンドン市場始値〜ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 110.14 110.67 110.07 110.53
ユーロ・ドル 1.2272 1.2277 1.2158 1.2174
ユーロ・円 135.16 135.25 134.41 134.57
ドル・スイス 1.2596 1.2740 1.2590 1.2711
ポンド・ドル 1.8062 1.8092 1.7915 1.7953
株式市場:
NYダウ 10549.75 10592.90 10517.43 10554.93
ナスダック 2138.27 2146.49 2133.08 2136.08
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.475 4.419
米国債10年物 4.265 4.202
先物市場:
NY金先物 444.2 447.7 443.2 444.7
NY原油先物 63.29 63.65 62.25 63.27
シカゴ日経平均先物 12265 12310 12255 12285
(フィスコ) - 8月19日6時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050819-00000001-fis-brf