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野村證券で確か買いとかレポートでてたはずです?
日本人は。証券会社に足を運ばないから、かなり証券会社の能力が落ちいています。
外資が嫌だからと、郵貯民営化のあと、こんな会社に投資を任せるのも・・・
ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050817-00000056-dwj-biz
ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米コンピューター大手のデル(Nasdaq:DELL)は、受注生産方式と大量生産によって低価格を実現する”デル効果”を前面に押し出してきた。
これは過去15年間うまく機能し、パソコン、サーバー、ネットワークストレージの市場でデルがライバルを圧倒することを可能にした。デルは全世界のパソコン市場の5分の1近く、米国市場では34%のシェアを握っている。
しかし一部の投資家は、こうしたデル効果が現在、同社に不利に働いていると懸念する。安定した売り上げ成長には市場シェアの拡大が続くことが必要なためだ。デルが今月11日に発表した5−7月期(2006年1月期の第2四半期)決算は、パソコンはここ5年間で最も好調だったものの、増収率は14.7%に鈍化。これは2002年の市場低迷以来の低い伸びだった。発表の翌日、デル株は7.4%下落した。
デルの戦略は「依然として機能しているが、ハードルは毎年高くなっていく」とTCWグループのポートフォリオマネジャー、ジェイソン・マックスウェル氏は指摘する。TCWはデル株を2900万株保有する。
ニュースレター「ハイテク・ストラテジスト」の発行人、フレッド・ヒッキー氏は、「デルは市場の流れに対抗するには規模が大きくなりすぎた」と指摘。株価はさらに下落する可能性があるとみている。デルがテレビ、デジタル音楽プレーヤーなどに手を広げていることについて、ヒッキー氏は「ウォール街に約束した成長率を維持するための」曲解だ、としている。
ヒッキー氏は、デルの売上債権がここ2四半期にそれぞれ23%、25%増加したことを指摘。売り上げの伸びをかなり上回る売上債権の増加は、デルが目標達成のために”背伸び”している証拠だと言う。「景気が後退した場合、利益率がどうなるか見ものだ」。ヒッキー氏は5月下旬以来、デルのプットオプションを保有している。
デルは、5−7月期の売り上げが予想を下回ったことについて、市場の減速ではなく、経営陣の判断ミスが原因だとしている。販売台数が予想していたほど大きく伸びなかった際、割引販売を抑制するのを怠ったことや、米政府機関向けの販売が大きく落ち込んだことを挙げた。売上債権の増加については、売り上げが四半期末に集中したためだとしている。
デルの05年1月期の売上高は492億ドルだった。デルは売上高について13-18%の年複利成長率を目指しており、ケビン・ロリンズ最高経営責任者(CEO)は向こう3、4年間で年間売上高を800億ドルに拡大するとした目標を取り下げようとはしていない。これを実現するため、デルは人材の採用と工場拡張を加速している。デルの従業員数は過去1年間で23%増加。5−7月期には3800人増加した。ノースカロライナ州、中国のアモイなどで製造ライン、米国、カナダ、パナマ、フィリピンなどでコールセンターを立ち上げている。
一部の投資家は、製品および地域的拡大が事業をより複雑にし、管理をより難しくしているとみている。「規模の拡大、海外への事業展開、より幅広い製品ラインにより、デルの機敏さは薄まっている」とゴールドマン・サックスのアナリスト、ローラ・コニリャーロ氏はリポートの中で書いている。販売数量と売上高の伸びの差がこれほどまでに開いたことはないとコニリャーロ氏は指摘する。5−7月期は、販売数量が25%増加したのに対し、全体の売上高は14.7%増だった。ノートパソコンは、販売台数が47%も増加したものの、売上高は20%増にとどまった。こうしたミスマッチを反映し、平均販売価格は8.2%下落した。これはここ数年間で最大の下げという。
サンフォード・バーンスタインのアナリスト、A.M.サッコナギ氏は、利益率の低い家庭向けパソコンや新興市場向けパソコンの売り上げが全体に占める割合が増えるにつれ、シェア拡大が利益に与える効果も薄らいでいく、と指摘する。「市場はローエンドに移行しているのかもしれない。そうなれば、デルが最も利益率の高い顧客を取り込むのは難しくなる」と述べた。
デル株の16日終値は前日比12セント(0.33%)高の36.70ドル。決算発表後、株価は下落したものの、株価収益率は19.5倍と、S&P500種の16倍を上回っている。