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「為替」 強弱まちまちの米経済指標も円調整売りでドル・円109.18円→109.67円/ニューヨーク外国為替市場概況
「強弱まちまちの米経済指標も円調整売りでドル・円109.18円→109.67円」/ニュ
ーヨーク概況 2005年8月17日(水曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善
博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:53JST 「強弱まちまちの米経済指標も円調整売りでドル・円109.18円→109.67円」
*07:01JST「強弱まちまちの米経済指標も円調整売りでドル・円109.18円→109.67
円」
【ロンドン市場概況】
16日のロンドン外為市場では、イギリス7月の消費者物価指数が前年比+2.3%(予
想前年比+2.0%、6月+2.0%)となったことを受けて、ポンド買いが一時強まり、ポ
ンド・ドルは1.8123ドルから1.8145レベルまで上昇、ユーロ・ポンドは0.6820ポン
ドから0.6806ポンドまで下落した。ユーロ・ポンドの下落をきっかけにユーロ売り
が優勢になり、ユーロ・ドルは1.2366ドルから1.2315ドルまで下落、ユーロ・円は
134円90銭から134円58銭まで下落した。ドル・円は、109円00銭のオプショントリガ
ートライのドル売りも防戦買いに109円05銭で下落が止められ、一旦買い戻しになり
109円35銭まで反発、ドル・スイスは1.2550フランから1.2598フランまで上昇した。
ポンド・ドルは買い一巡後1.8082ドルに反落した。
【経済指標】
英・7月の消費者物価指数が前年比+2.3%(予想前年比+2.0%、6月+2.0%)
【要人発言】
なし
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:109円36銭、ユーロ・ドル:1.2318ドル、ユーロ・円:134円71銭、ポン
ド・ドル:1.8078ドル、ドル・スイス:1.2596フラン
【ニューヨーク市場概況】
16日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は予想上回るCPIや堅調な住宅着工件
数を受けて一旦109円46銭まで上昇するが、その後の鉱工業生産や設備稼働率が予想
に及ばすに109円18銭まで弱含んだ。しかしながら、オプション絡みの買いや本邦筋
の買いが下値を支え、短期投機筋のショートカバーが強まる事で109円67銭まで上昇
し、109円55銭前後で引けた。
ユーロ・ドルは一旦1.2295ドルまで下落するものの、アジアやロシア中銀の買い、
ショートカバーが先行する事でストップロスを誘発させて1.2366ドルまで上昇し、
高値圏で取引を終えた。ユーロ・円は米インべストメントバンクやモデルファンド
の売りに押されて134円56銭に下落したが、その後ユーロ・ドルの上昇に連られる形
で135円47銭まで反発した。ポンド・ドルは1.8040ドルから1.8116ドルまで上昇し
た。ドル・スイスは1.2628フランから1.2535フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場は前日比変わらず水準で取引を終えた。石油輸出国機構(OPEC)関係者か
ら9月会合(9/19、ウィーン予定)での増産可能性が伝えられたようだが、“供給懸
念の解消に繋がる抜本的な動き”と見る向きが乏しく売り材料にはならなかった。
その半面、明日に週次の原油在庫統計だけでなく、OPECの月次レポートの発表も予
定されている事から積極的な買いも控えられて方向感のない値動きが続いた。
NYMEX原油先物(9月限)価格は昨日終値から概ね上下50セントの範囲内で揉み合
い、結局66.08ドル(前日比-0.2%)で取引を終えた。
米週次の原油在庫報告(〜8/12)の市場予想(前週比)
原油在庫:+125万バレル、前回+280万バレル
ガソリン在庫:-150万バレル、前回-209万バレル
蒸留油在庫:+190万バレル、前回+260万バレル
【オプション動向】
ドル・円スポット相場は上値が引き続き重く109円00銭割れを試すものの下値での買
いも堅く反発している。ドル・円の下落が鈍くなっている事を受けたオプション市
場では様子見気配強く変動率は1ヶ月物は8.30%、3ヶ月物は8.275%、6ヶ月物は
8.225%でそれぞれ昨日と同水準で取引されている。
またリスクリバーサルも25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.8%、3ヶ月物
は+0.85%、6ヶ月物は+0.975%でいずれも昨日と同水準での取引となっている。
【株式市場】
NY株式相場は下落。朝方発表された7月の消費者物価指数が0.5%上昇と予想を上回
ったほか、決算を発表したウォルマート(WMT)が原油価格の上昇に警戒感を示した
事が嫌気されており、終日軟調な展開となった。セクター別では、不動産関連を除
いてほぼ全面安となっており、特に小売や食品・生活必需品の下落が目立った。決
算関連ではゲートウェイ(GTW)が予想を下回る見通しを発表したことで20.1%の急
落。予想を上回る決算を発表したものの、原油価格高騰が成長を阻害しているとの
見方を示したウォルマート(WMT)も下落した。一方で一部航空部門の売却を発表し
たデルタ航空(DAL)やモルガンスタンレーが投資判断を引き上げたノースウェスト
航空(NWAC)が大幅高となった。ダウ構成銘柄では、ホームデポ(HD)が予想を上
回る決算を発表するとともに見通しを引き上げたが売りに押された。結局ダウは
120.93ドル安の10513.45、ナスダックは29.98ポイント安の2137.06で取引を終了し
た。デル(DELL)やゲートウェイ(GTW)など冴えない決算が続いてきたPC関連だ
が、取引終了後に発表されたヒューレット・パッカード(HPQ)の決算は売上・利益
とも事前様相を上回り、時間外取引で上昇して取引されている。
【経済指標】
米・7月の消費者物価指数(CPI)全体:前月比+0.5%(予想+0.4%、6月±0%)、
前年比+3.2%(予想+3.0%、6月+2.5%)
米・7月のコアCPI(食品&エネルギー除く):前月比+0.1%(予想+0.2%、6月
+0.1%)、前年比+2.1%(予想+2.1%、6月+2.0%)
米・7月の住宅着工件数:前月比-0.1%、204.2万戸(予想205万戸、6月204.5万戸←
200.4万戸)
米・7月の実所得:前月比-0.2%(6月+0.3%←+0.2%)
米・7月の鉱工業生産:前月比+0.1%(予想+0.6%、6月+0.8%←+0.9%)
米・7月の設備稼働率:79.7%(予想80.3%、6月79.8%←80.0%)
【要人発言】
特になし
【ロンドン市場始値〜ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 109.07 109.67 109.05 109.52
ユーロ・ドル 1.2364 1.2368 1.2295 1.2364
ユーロ・円 134.85 135.47 134.56 135.42
ドル・スイス 1.2553 1.2628 1.2535 1.2542
ポンド・ドル 1.8131 1.8145 1.8040 1.8113
株式市場:
NYダウ 10631.59 10640.27 10510.34 10513.45
ナスダック 2161.55 2161.46 2136.49 2137.06
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.480 4.419
米国債10年物 4.283 4.207
先物市場:
NY金先物 446.3 451.8 446.2 451.5
NY原油先物 66.05 66.85 65.65 66.08
シカゴ日経平均先物 12320 12320 12230 12240
(フィスコ) - 8月17日6時57分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050817-00000002-fis-brf