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>民主、マニフェストに郵政改革案 公社は維持、郵貯縮小
>民主党の郵政改革案は、郵貯資金が特殊法人の無駄遣いに
>つながっていることを指摘。民間資金を公的部門に流す
>役割を必要最小限に抑えることを目的とする。
>そのため、郵貯の預け入れ限度額をただちに700万円に
>引き下げた後、段階的に500万円まで引き下げることを明記する。
http://www.asahi.com/politics/update/0813/007.html
ほんと、この人達恥ずかしいよなあ...
要するに私達は郵政労組の奴隷ですから、
改革なんてやる訳ないですよと宣言してるのと同じだ。
現時点で郵貯の限度額は1000万円だが、
全ての口座で限度額一杯に入っているはずはないから、
預け入れ限度額を700万にしても総残高は1割も減らないだろう。
500万にしてもせいぜい減少額は2割程度だろうか。
なんら、本質的な問題解決になっていない。
何度も書いてきたが、今郵政が国債や財投債に偏った運用をしながら
競争力のある金融商品を提供できている最大の要因は
毎年1兆円に上る免税(=補助金)や無償での国家保証等の
「国営故の特典」の存在にある。
民営化によって民間とのイコールフィッティングが実現すれば、
今のままの運用では競争力のある商品が提供できなくなる。
そうなれば分散しながらもリスクを取って運用する必要が生じ、
その結果、民間経済への資金の流れが生じるというのが、
郵政民営化の一番の「肝」の部分である。
そういう部分をすっとばし、単に規模縮小、それも
たったの1〜2割程度ってのは何にも変わらないのと同じだ。
さらにいえば、このまま「国営故の特典」が残る限り
特定郵便局長や郵政労組の政治力もそのまま温存される。
そうなれば、一旦限度額の引き下げに成功しても
「ほとぼり」が冷めれば、また彼らは族議員を動員して
限度額の引き上げに動くのは間違いない。
じゃあ、今、限度額を引き下げることに何の意味があるのか?
こんなものを平気で「改革案」などと呼んで恥じない
民主党の感覚は想像を絶するとしか言いようがない。
これまで民主党は、自らが官公労の奴隷であることが
国民に露呈することを避けるため、
本来彼らの死活問題である郵政法案を
ワザと過小評価するふりをして、国民を欺いてきた。
しかし、小泉の信念を貫く姿勢が、
そんな民主党の「姑息さ」、「ずるさ」を完膚なきまでに
炙り出しつつある。
これを機に、いままで民主党が「改革政党」であるなどと
騙されていた人達が、騙されていたことに
気がついてくれると良いのだが。
http://blog.melma.com/00099352/20050813231103