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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003015&sid=a2ZRfg6_.YLU&refer=jp_europe
米リーマン:ドルに対する円買い推奨、「重大な転換期」迎える
8月12日(ブルームバーグ):米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホール ディングスは11日付の顧客向け週報で、円・ドル相場の円買いを推奨した。同週報によると、日本景気に勢いがついており、円相場は「重大な転換期」にある。
ジェームズ・マコーミック氏(ロンドン在勤)率いるリーマンのグローバル通貨調査チームは週報で、「円相場に対する市場心理はようやく好転してきた」とし、「日本の金融市場はやっと活発化しつつある」との見方を示した。
週報によると、円上昇の「触媒」となるのは、小泉純一郎首相による9月 11日の総選挙実施決定だ。小泉首相は、郵政民営化法案が参院で否決されたことを受け、総選挙実施を決めた。週報によると、同選挙は小泉首相の改革方針の信が問われる国民投票になるとみられており、同首相が勝利すれば円は上昇する可能性がある。
リーマンはさらに、円上昇見通しの理由として、同社が円相場に対して設けた4基準が満たされたことを指摘。これら基準は、日経平均株価の1万 2000円超えと、日本債券利回りの上昇、日銀と政府によるより明るい景気見通し発表の4つだ。
円は7月26日以来、対ドルで2.4%上昇。これにより、ドルの円に対する上昇率は年初来で7%に縮まった。ただ、原油高を受け、日本景気は拡大路線から外れる可能性もある。
台湾ドルとクローナ、カナダ・ドル
リーマンは同時に、台湾ドルに対し米ドルを売る取引を推奨。シンガポールの経済成長と中国の貿易黒字を背景に、同地域の景気減速懸念が後退しているためだ。
リーマンは、スウェーデン・クローナに対する米ドル売りの継続を薦めると同時に、ノルウェー・クローネに対する米ドル売り取引を新たに推奨した。スカンジナビア半島における景気加速と、スウェーデンとノルウェー両国での利上げの可能性がこれら推奨の理由となっている。
また、カナダ・ドルについてリーマンは、同通貨が米ドルに対し上昇するとの見通しを基にした取引を終了するよう薦めた。リーマンは、投資家らが米ドル売りに動く時に、カナダ・ドルの上昇はほかの通貨を下回る傾向があるとした。