★阿修羅♪ > 国家破産41 > 843.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
「為替」 米貿易赤字拡大や弱い8月景気指数でドル軟調109.30円、原油67.10ドルまで/ニューヨーク外国為替市場概況
「米貿易赤字拡大や弱い8月景気指数でドル軟調109.30円、原油67.10ドルまで」/
ニューヨーク概況 2005年8月13日(土曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片
山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:51JST 「米貿易赤字拡大や弱い8月景気指数でドル軟調109.30円、原油67.10ドルまで」
*07:01JST「米貿易赤字拡大や弱い8月景気指数でドル軟調109.30円、原油67.10ドル
まで」
【ロンドン市場概況】
12日のロンドン外為市場では、ドル・円は、109円50銭のオプショントリガーを試
すドル売りが優勢になり、109円59銭から109円50銭下抜け後109円35銭まで下落し
た。ユーロ・円も136円71銭から136円36銭まで連れ安となった。
ユーロ・ドルでも1.2500ドルのオプショントリガーを試すユーロ買いが強まった
が、ユーロ・円が下落したことから、1.2487ドルまでの上昇にとどまり、1.2463ド
ルに反落。豪ドル・ドルは0.7750ドルのオプショントリガーを上抜け、0.7755レベ
ルまで上昇したが、買いが続かず0.7728レベルに反落した。全般的なドル売り状態
のなかで、ポンド・ドルは1.8140ドルから1.8177ドルまで上昇、ドル・スイスは
1.2433フランまで下落した後1.2466フランに反発した。
【経済指標】
仏・第2四半期のGDP速報値:前期比+0.1%(予想+0.3%、前期+0.4%←+0.2%)
仏・7月のEU基準消費者物価指数:前月比-0.2%、前年比+1.8%(予想ゼロ、
+1.9%、6月+0.2%、+1.8%)
【要人発言】
小泉首相
「終戦記念日やその前後の参拝で内外に警戒心を抱かせないとの考えに変わりはな
い」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:109円48銭、ユーロ・ドル:1.2461ドル、ユーロ・円:136円40銭、ポン
ド・ドル:1.8147ドル、ドル・スイス:1.2467フラン
【ニューヨーク市場概況】
12日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は予想以上に貿易赤字が拡大した事
から一旦109円30銭まで下落したものの、その後中国筋のオプション絡みの買いやユ
ーロ急落を受けて109円90銭まで反発した。しかしながら8月初の景気指数となるミ
シガン大消費者信頼感指数が軟調な数字であり、また株式市場の大幅下落による債
券買いで長期債利回りが低下した事から109円40銭前後まで弱含み引けた。
ユーロ・ドルは米貿易赤字の発表後に1.2474ドルまで上昇するものの、投機筋の利
食い売りや電子取引システムの故障、そして「あるファンドが10億ドル相当のユー
ロ買いを間違えて売った」との噂などから1.2383ドルまで急落した。中東筋の買い
などが下値を支え1.2440ドル前後まで戻して引けた。ユーロ・円はユーロ安の流れ
を受けて136円43銭から135円97銭まで下落し136円10銭前後で取引を終えた。ポン
ド・ドルは1.8171ドルから1.8074ドルまで下落し、1.8145ドル前後まで戻して引け
た。ドル・スイスは1.2451フランから1.2540フランまで上昇した後1.2475フラン前
後まで軟化して引けた。
【原油市場】
原油相場は3日続伸。需給懸念を背景に投機筋とみられる資金流入が加速し、連日で
過去最高値を更新した。原油価格は週末にかけて1日約1ドルペースの急ピッチな上
昇を続けた。目新しい手掛かり材料はきかれなかったものの、「中国でエネルギー
不足の問題が深刻化している」との報道や昨日国際エネルギー機関(IEA)がOPEC非
加盟国の原油供給見通しを引き下げた事などが買い安心感に繋がり、終始買い優勢
の展開が続いた。
NYMEX原油先物(9月限)価格は一時67.10ドルまで上昇し、3日連続で過去最高値を
更新(フロア取引のみ)。その後も高止まり推移し、結局ほぼ高値66.86ドル(前日
比+1.6%)で取引を終えた。なお、今週の原油価格の騰落率は+7.3%であった。
【オプション動向】
ドル・円スポット相場は注目の米貿易収支発表で赤字が予想を上回った事から一旦
はドル売りが先行するものの、利食い意欲強く下げ止まっている。円高が加速して
いるにもかかわらず来週にかけて日本の盆休みなどで日本投資家筋の動きが鈍ると
の憶測からオプション市場での変動率は全体に低下している。1ヶ月物は8.40%から
8.25%、3ヶ月物は8.375%から8.275%、6ヶ月物は8.275%から8.225%へそれぞれ
低下した。
リスクリバーサルでは市場の一旦、目標値達成感からか様子見気配強く25デルタ円
コール・ドルプット1ヶ月物は+0.80%、3ヶ月物は+0.85%、6ヶ月物は+0.975%で昨
日と同水準での取引となっている。
【株式市場】
NY株式相場は下落。原油価格が1バーレル67ドルと最高値を再び更新、また昨夕発表
されたデル(DELL)の決算が冴えなかった事も嫌気され、終日軟調に推移した。セ
クター別では、小売や不動産が上昇する一方で、半導体・半導体製造装置やテクノ
ロジー・ハード機器が軟調。昨夕決算を発表したデル(DELL)は、売上高がアナリ
スト予想を下回ったことで7.4%下落。シスコ(CSCO)やアプライドマテリアルズ
(AMAT)などハードウェア関連が連れ安となった。一方で、アップル(AAPL)はジ
ェフリースのアナリストが強気の見通しを示したことで上昇。また、好決算を発表
したグラフィックカードのエヌビディア(NVDA)も買われた。ダウ構成銘柄では、
バンクオブアメリカが投資判断を引き上げたユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)
が小幅高。マクドナルド(MCD)は、同社の保有する不動産をボルナド・リアルティ
(VNO)に売却するとの観測から昨日急騰したが、本日は売りに押された。結局ダウ
は85.58ドル安の10600.31、ナスダックは17.65ポイント安の2156.90で取引を終了し
た。原油価格は今年に入ってからだけで50%以上の上昇となり、再度警戒感が広が
っている。
【経済指標】
カナダ・6月の貿易収支:+49.5億加ドル(予想+42億加ドル、5月+43.5億加ドル←
+40億加ドル)
米・6月の貿易収支:-588億ドル(予想-570億ドル、5月-554.3億ドル←-553.5億ド
ル)
中国:175.9億ドル(前月比+11.7%)、OPEC:77.4億ドル(同比+6.6%)
カナダ:54.0億ドル(同比+13.7%)、日本:69.4億ドル(同比+5.5%)
米・7月輸出物価指数:前月比+0.1%(予想前月比-0.1%、6月ゼロ)
米・7月輸入物価指数:前月比+1.1%(予想前月比+0.7%、6月+1.0%)
米・8月のミシガン大学消費者信頼感指数:92.7(予想96.3、7月96.5)
【要人発言】
特になし
【ロンドン市場始値〜ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 109.55 109.90 109.30 109.38
ユーロ・ドル 1.2474 1.2487 1.2383 1.244
ユーロ・円 136.64 136.71 135.97 136.08
ドル・スイス 1.2454 1.2540 1.2433 1.2474
ポンド・ドル 1.8141 1.8177 1.8074 1.8146
株式市場:
NYダウ 10682.70 10682.78 10568.30 10600.31
ナスダック 2158.39 2161.07 2144.60 2156.90
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.514 4.449
米国債10年物 4.308 4.242
先物市場:
NY金先物 453.0 453.4 449.1 451.4
NY原油先物 66.00 67.10 66.00 66.86
シカゴ日経平均先物 12290 12290 12200 12255
(フィスコ) - 8月13日7時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050813-00000001-fis-brf