★阿修羅♪ > 国家破産41 > 818.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
2005年08月11日12時00分
自民党東京都連は11日午前、緊急国会議員会議を党本部で開き、郵政民営化法案に反対票を投じた小林興起、八代英太両氏は党本部に衆院選での公認申請はせず、両氏を応援した場合は処分する方針を決めた。党本部は、小林氏が立候補を予定していた東京10区には、小池百合子環境相(比例近畿ブロック)の擁立を決めている。都連がこの方針を受け入れたことで、東京での分裂選挙が事実上確定した。
これを受け小池環境相は、「私は今、退路を断っている。準備を着々と進めている」と首相官邸で記者団に語り、くら替えの意向を示唆した。
都道府県連の中には、反対票を投じた前職について、党本部方針に反して公認候補と同様に支援する動きがあるが、今回の都連の決定は、反対派を抱える地方組織の動向に影響を与える可能性もある。
会議には、与謝野馨政調会長、衆院の解散詔書への署名を拒否して罷免された島村宜伸・元農水相ら都選出の前議員ら約30人が出席。小林氏と、すでに都連会長を辞任している八代氏は欠席した。
両氏の公認申請については、「党本部の方針に従い、大人の対応をすべきだ」という意見と、「党のために汗をかいてきた人たちで、申請すべきだ」との両論が出されたが、最終的には党本部方針に従うことでまとまった。
これを受け、保坂三蔵・都連会長代行が「非情と言われるかもしれないが、地元の党組織も両氏の応援はしないよう、お願いしたい」と出席者に要請。両氏を応援すれば、都連として処分する方針も確認した。
10区の小池環境相の擁立については、会議では「党本部の判断」として受け入れたが、「比例順位で優遇すべきではない」との考えで一致。小選挙区の候補者が比例区に重複立候補した場合は全員を同じ順位にするよう党本部に求めることを決めた。
一方、八代氏については前回総選挙で、東京12区での立候補をめざしたが、自民党執行部が、公明党との選挙協力の「象徴」と位置付け、八代氏を比例東京ブロックの単独候補に回し、公明党の太田昭宏幹事長代行を推薦した経緯がある。今回も、党本部は太田氏を推薦する見通しであることから、この日の会議では、「八代氏には12区から立候補しないように要請すべきだ」との声が出た。
このほか会議では、郵政民営化に反対してきた特定郵便局関係の団体に対し、民主党候補を応援しないように求めるべきだとの意見も出された。
こうした一連の決定について、小林氏と同じ亀井派の島村氏は会議終了後、「非公認は仕方がないと思うが、正直言って対立候補を立てることまでするとは思わなかった」と語ったが、都連の決定には従う姿勢だ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
自民党執行部は、東京都連の方針や小池環境相の意思にかかわらず、「比例区という退路」を用意しておくことが、次期小泉政権の「郵政改革の看板」を守る方法ではないでしょうか。
これは今後予想される造反議員のいる、選挙区への対抗馬として選出される方々にも言えることなので、やはり出馬すると決意した順番や、知名度などを優先して比例区での優先順位は決められるのではないでしょうか。