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「為替」 日本景気回復観測強まりドル・円110.98円まで下落、原油最高値62.50ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
「日本景気回復観測強まりドル・円110.98円まで下落、原油最高値62.50ドル」/ニ
ューヨーク概況 2005年8月4日(木曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片山
善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:27JST 「日本景気回復観測強まりドル・円110.98円まで下落、原油最高値62.50ドル」
【ロンドン市場概況】
3日のロンドン外為市場では、ユーロ・ドルが1.2300ドル台まで上昇した動きを中
心に全般的なドル売りの展開になった。ユーロ・ドルは、仏系銀行の大量のユーロ買
いで1.2200ドル台に乗せた後も、モデル系ファンドやスペック勢の買いが続き、先月
高値1.2260ドルを上抜けてからはストップロスを誘発し1.2322ドルまで上昇した。ユ
ーロ・円も136円26銭から137円15銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.7697ドルから
1.7833ドルまで上昇、ドル・スイスは1.2754フランから1.2641フランまで下落、ド
ル・円は111円67銭から111円22銭まで下落した。
【経済指標】
ユーロ圏・7月サービス業況指数:53.5(予想53.3、6月53.1)
英・7月サービス部門購買担当者景気指数:56.3(予想55.4、6月55.8)
ユーロ圏・6月小売売上高:前月比+0.4%、前年比+0.9%(5月+1.1%、+1.9%)
【要人発言】
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:111円19銭、ユーロ・ドル:1.2314ドル、ユーロ・円:136円86銭、ポン
ド・ドル:1.7815ドル、ドル・スイス:1.2662フラン
【ニューヨーク市場概況】
3日のニューヨーク外為市場では、東京、ロンドン市場の流れを継ぎドル軟調推移
となった。ドル・円は「日本政府が景気判断を上方修正する」などのニュースを受け
て日本景気回復観測が強まり、ファンド筋主導の売りで111円29銭から110円98銭まで
下落した。しかしながら、郵政民営化法案の採決を巡る日本政局不安を背景に下値で
の本邦輸入筋や投資家筋のドル買い圧力強く111円08銭まで反発して取引を終えた。
ユーロ・ドルはIMFがユーロ圏GDP成長見通しを下方修正(05年度:従来1.6%→
1.3%)した事から1.2330ドルから1.2302ドルに弱含むものの、中東筋やCTA(商品投
資顧問)、リアルマネーの買い圧力強く1.2345ドルまで上昇、1.2350ドルのオプショ
ン防戦売りに上値を抑えられ1.2335-40ドル前後で引けた。ユーロ・円はユーロ・ド
ルの上昇に連られる形で136円79銭から137円10銭まで上昇したものの本邦輸出筋の売
りに上値を抑えられ137円00-05銭で引けた。ポンド・ドルは1.7821ドルから1.7765ド
ルに下落した。ドル・スイスは1.2666フランから1.2606フランに下落した。
【原油市場】
原油相場は週次の在庫統計を受けて5日ぶりに反落した。朝方の時間外取引から需給
懸念を背景に買いが続き過去最高値を更新。しかしながら、その後発表された週次の
在庫報告で原油在庫が5週間ぶりに増加し、事前に減少する事が予想されていた事か
ら利益確定の売りが強まり引けにかけて軟調な値動きを続けた。
NYMEX原油先物(9月限)価格は朝方62.50ドルまで上昇して史上最高値を更新。その
後下落に転じ、60.86ドル(前日比-1.6%)で取引を終えた。
【オプション動向】
ドル・円スポット相場は日本の景気回復観測などから円高傾向が継続、111円割れを
試す動きとなっている。この動きに加えてオプション市場では日本郵政民営化法案の
採決や米雇用統計発表といったイベントのリスクの高まりを受けて1週間物は8.625%
から9.100%に上昇している。その一方で、期日物は調整相場となっており1ヶ月物は
8.60%から8.55%に低下、3ヶ月物は8.25%で変わらず、6ヶ月物は8.325%から
8.200%に低下している。
リスクリバーサルでは対欧州通貨でドル売りが加速し、レンジを割れた事で一段の円
先高観測から円コール買いが強まっている。25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物
は+0.55%から+0.70%に、3ヶ月物は+0.80%から+0.85%に、6ヶ月物は+0.875%から
+0.975%にそれぞれ拡大している。個別では1週間や1ヶ月物の110円ストライク円コ
ール・ドルプット、2週間物105円、108円などの下値ストライク円コール・ドルプッ
トなどの買い意欲が目立っている。
【株式市場】
NY株式相場はまちまち。原油価格が過去最高値を更新したことで朝方は売りが先行し
たものの、その後は原油価格が反落した為、株式相場も緩やかに上昇する展開となっ
た。セクター別では、ソフトウェアサービスや商業・サービス・用品が上昇する一方
で、自動車・自動車部品とエネルギーが軟調。アディダスが買収を発表したリーボッ
ク(RBK)は300%の大幅高となった。競合する業界最大手のナイキ(NKE)も小幅高。保険
のシグナ(CI)が好決算を発表して上昇する一方で、タイムワーナー(TWX)は決算が予
想を下回り下落した。ダウ構成銘柄では、原油価格の反落を受けてエクソン(XOM)が
下落する一方で、マイクロソフト(MSFT)が続伸となった。結局ダウは13.85ドル高の
10697.59、ナスダックは1.34ポイント安の2216.81で取引を終了した。中国最大の検
索サイトでグーグル(GOOG)も出資している百度「Baidu.com」(BIDU)が今週、ナスダ
ックに上場する見通しとなっており投資家の注目を集めている。
【経済指標】
米・7月のISM非製造業景気指数:60.5(予想:61.5、6月62.2)
米・週次の原油在庫報告(〜7/29)
原油在庫:前週比+19万バレル、(前回-224万バレル、予想-130万バレル)
ガソリン在庫:同比-401万バレル、(前回-212万バレル、予想-80万バレル)
蒸留油在庫:同比+148万バレル、(前回+313万バレル、予想+200万バレル)
【要人発言】
IMF
「原油高、ユーロ高によりユーロ圏経済は下方リスクに直面」
「2005年度のユーロ圏GDP伸び率予想を1.6%から1.3%に下方修正」
「2006年度のユーロ圏GDP伸び率予想はおおよそ2%」
「金利は適度だが警戒が必要」
米財務省
「06年第1四半期に30年債発行を再開へ、年2回ペース」
【ロンドン市場始値〜ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 111.65 111.67 110.98 111.07
ユーロ・ドル 1.2210 1.2345 1.2208 1.2337
ユーロ・円 136.32 137.15 136.27 137.03
ドル・スイス 1.2751 1.2752 1.2606 1.2612
ポンド・ドル 1.7701 1.7833 1.7696 1.7777
株式市場:
NYダウ 10681.51 10698.07 10638.48 10697.59
ナスダック 2211.51 2219.91 2209.40 2216.81
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.545 4.500
米国債10年物 4.334 4.294
先物市場:
NY金先物 439.6 443.0 439.6 442.7
NY原油先物 62.40 62.50 60.70 60.86
シカゴ日経平均先物 11950 11970 11925 11935
(フィスコ) - 8月4日7時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-00000003-fis-brf