★阿修羅♪ > 国家破産41 > 709.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
「為替」 堅調な米経済指標も小動き、ドル・円111.10円-111.53円、原油続伸61.89ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
「堅調な米経済指標も小動き、ドル・円111.10円-111.53円、原油続伸61.89ドル」/
ニューヨーク概況 2005年8月3日(水曜日)−株式会社フィスコ 山下政比呂
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:43JST 「堅調な米経済指標も小動き、ドル・円111.10円-111.53円、原油続伸61.89ドル」
【ロンドン市場概況】
2日のロンドン外為市場では、全般的なポジション調整のドル売りが継続され、ユ
ーロ・ドルは1.2239ドルまで上昇、ドル・円は111円30銭まで下落、ポンド・ドルは
1.7746ドルまで上昇、ドル・スイスは1.2716フランまで下落した。その後、ドル・円
は本邦からドル買いが出て111円52銭に反発、ユーロ・ドルは1.2213ドルに反落し、
ポンド・ドルも1.7708ドルに反落、ドル・スイスは1.2746フランまで反発した。ユー
ロ・円は136円03銭-136円24銭で小動きが続いた。豪ドル・ドルも0.7654レベルまで
上昇し、0.7700レベルのオプショントリガーをうかがう展開になった。
【経済指標】
ユーロ圏・6月のユーロ圏失業率:8.7%(予想8.8%、5月8.7%←8.8%)
ユーロ圏・6月の生産者物価指数:前年比+4.0%(予想+3.7%、5月+3.5%)
【要人発言】
ドビルパン仏首相
「フランスの2005年の経済成長率は1.5%-2.0%になる見通し」
ウラン濃縮につながる転換作業の再開を宣言したイラン政府に対して
「合意を順守しなければ国連安保理に付託される」
稲葉日銀大阪支店長
「近畿の景気はやや上向きも、踊り場脱却確認するデータない」
報道
「小泉首相が青木参院議員会長と会談し、5日の郵政採決目指す方針で一致」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:111円40銭、ユーロ・ドル:1.2224ドル、ユーロ・円:136円15銭、ポン
ド・ドル:1.7735ドル、ドル・スイス:1.2738フラン
【ニューヨーク市場概況】
2日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は予想以上に強い6月のコアPCE価格指
数を受けて米債利回りが上昇した事から一旦強含むものの、その後米ファンド筋の売
りに押されて111円10銭まで下落した。堅調な米製造業受注の発表をきっかけに本邦
輸入筋などの買いが強まり111円50銭まで上昇し、111円45銭前後で取引を終えた。
ユーロ・ドルはリアルマネーやCTA(商品投資顧問)のストップロスを狙う買い仕掛
けで一旦1.2255ドルまで上昇したが、アジア中銀の売り、本国投資法に絡む米系企業
による売り、堅調な米経済指標を受けたドル買いに上値を抑えられ1.2190ドルまで反
落し安値圏1.2190-95ドルで引けた。ユーロ・円は「中国人民元以外のアジア通貨切
り上げ」の噂や本邦投資家筋の円債買いに絡む売りを受けて136円27銭から135円78銭
まで下落した。ポンド・ドルは1.7754ドルから1.7690ドルまで下落した。ドル・スイ
スは1.2699フランから1.2775フランまで上昇した。
【原油市場】
原油相場は4日続伸し、昨日更新した過去最高値近辺で取引を終えた。朝方はサウジ
アラビアの駐米大使館から「今後も安定した原油供給を続ける」とのコメントが伝え
られた事から同国国王死去に伴う供給懸念が後退し、売りが先行した。しかしなが
ら、その後6月の製造業受注など一連の堅調な米経済指標の発表を受けて「景気拡大
で原油需要が増加する」との見方が広がり、引けにかけて買いが優勢する展開となっ
た。NYMEX原油先物(9月限)価格は一旦弱含んだ後に反発し61.89ドル(前日比
+0.5%)、終値ベース過去最高値で取引を終えた。
【オプション動向】
ドル・円スポット相場では福井日銀総裁による日本の景気回復を確認する発言をきっ
かけにドル買い持ちを手仕舞う動きが加速し、円が上昇している。この動きを受けて
オプション市場では変動率が上昇。1ヶ月物は8.4%から8.6%に、3ヶ月物は8.125%
から8.25%に、6ヶ月物は8.125%から8.325%にそれぞれ上昇している。
市場では季節的な要因などから下値への調整観測が強まっている模様でリスクリバー
サルの円コール買いが強まっている。25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.40%から+0.55%に拡大、3ヶ月物は+0.8%で変わらず、6ヶ月物は+0.825%から
+0.875%に拡大している。
【株式市場】
NY株式相場は上昇。6月の製造業受注でコンピュータ及び電気機器が11%の増加を示し
ていいた事が好感され、ハイテク主導で上昇する展開となった。原油価格が再び最高
値を更新しているものの、株価への影響は最少限にとどまった。セクター別では、半
導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが上昇する一方で、資本財や自動
車・自動車部品が軟調。マイクロソフト(MSFT)やインテル(INTC)などハイテク大手が
堅調に推移。またユノカル(UNCL)の買収提案を撤回した中国海洋石油(CEO)が6%高と
なった。一方で、予想を上回る決算を発表しながらも、冴えない見通しを示したタイ
コ(TYC)が下落。また衛星ラジオのシリウスサテライト(SIRI)も決算が予想を下回り
下落した。ダウ構成銘柄では、アルコア(AA)がCSファーストボストンの投資判断引き
上げを受けて上昇。一方で、7月の自動車販売が3%落ち込んだゼネラル・モータース
(GM)が下落。結局ダウは60.59ドル高の10683.74、ナスダックは22.77ポイント高の
2218.15で取引を終了した。ダウやS&P500指数も本日4年ぶりの高値を更新する中、ラ
ッセル2000小型株指数やS&P400中型株指数が過去最高値を更新しており、中小型株が
大型株をアウトパフォームする状況が続いている。
【経済指標】
米・6月の個人所得:前月比+0.5%(予想+0.4%、5月+0.2%)
米・6月の個人消費支出(PCE):前月比+0.8%(予想+0.8%、5月±0.0%)
米・6月のコアPCE価格指数:前年比+1.9%(予想+1.7%、5月+2.0%←+1.6%)、前月
比±0%(予想+0.1%、5月+0.2%)
米・6月の製造業受注:前月比+1.0%(予想+1.1%、5月+3.6%←+2.9%)
【要人発言】
スノー米財務長官
「米国が対米投資を歓迎する姿勢に何ら変わりは無い」
中国海洋石油(CNOOC)による米石油大手ユノカル買収提案撤回にはノーコメント
【ロンドン市場始値〜ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 111.40 111.53 111.10 111.47
ユーロ・ドル 1.2226 1.2255 1.2190 1.2191
ユーロ・円 136.18 136.31 135.78 135.89
ドル・スイス 1.2737 1.2775 1.2699 1.2773
ポンド・ドル 1.7734 1.7754 1.7690 1.7708
株式市場:
NYダウ 10623.79 10699.19 10623.47 10683.74
ナスダック 2198.68 2219.00 2197.79 2218.15
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.508 4.545
米国債10年物 4.310 4.336
先物市場:
NY金先物 437.8 438.8 436.6 437.7
NY原油先物 61.45 61.95 60.93 61.89
シカゴ日経平均先物 11960 12025 11945 11995
(フィスコ) - 8月3日7時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000004-fis-brf