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(回答先: 米Q2GDP伸び悩み観測でドル軟調、ドル円112.88円⇒111.97円、原油60.15ドル／ニューヨーク外国為替市場概 投稿者 愚民党 日時 2005 年 7 月 30 日 11:52:15)
「為替」 強い米経済指標も利食いでドル安、ドル円112.15円、ユーロドル1.2085ドル／ニューヨーク外国為替市場概況
「強い米経済指標も利食いでドル安、ドル円112.15円、ユーロドル1.2085ドル」／
ニューヨーク概況 2005年7月28日（木曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子 片
山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:44JST 「強い米経済指標も利食いでドル安、ドル円112.15円、ユーロドル1.2085ドル」
*07:01JST「強い米経済指標も利食いでドル安、ドル円112.15円、ユーロドル1.2085
ドル」
【ロンドン市場概況】
27日のロンドン外為市場では、目立ったフローは特にみられず、小規模なポジシ
ョン調整中心の動きになった。ユーロ・ドルは、1.1980付近が堅く、一旦1.1983ド
ルから1.2009ドルまで反発、買い一巡後は再び売られ、1.20割れで取引された。ド
ル・円は、112円74銭から弱含み、ユーロ・円の下落もあり112円42銭まで下落後112
円66銭に反発、ポンド・ドルは1.7338ドルから1.7392ドルまで上昇、ドル・スイス
は1.3045フランから1.3005フランまで下落した。ユーロ・円は135円17銭から一時
134円88銭まで下落し、135円11銭まで戻した。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
ラージ英中銀副総裁
「消費が減速したかもしれない理由として、住宅価格がさほど上昇していないた
め、それが人々の態度に影響を与えている可能性がある」
「そうした動きが恒久的なものかどうか見極めるのは難しい」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：112円63銭、ユーロ・ドル：1.1992ドル、ユーロ・円：135円04銭、ポン
ド・ドル：1.7382ドル、ドル・スイス：1.3028フラン
【ニューヨーク市場概況】
27日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は中国中銀のドル買い介入観測や予
想以上に強い耐久財受注を受けて一時112円80銭まで上昇したが、オプション防戦売
りをこなせずに反落し、ストップロスを誘発させて112円15銭まで反落した。その後
本邦信託筋の買いに下値を支えられ、米ベージュブックの内容が買い材料となり112
円45銭前後まで反発して引けた。
ユーロ・ドルは短期投機筋の売りで一旦1.1965ドルまで下落するものの、「明日公
式発表予定のドイツ7月の失業者数が予想上回る4万人減少になる」とのニュースを
受けてショートカバーやアジア、ロシア筋の買い主導で1.2085ドルまで上昇し
1.2070ドル前後で取引を終えた。ユーロ・円は134円91銭からユーロ債入札に絡む本
邦資本筋の買いで135円76銭まで上昇しほぼ高値で引けた。ポンド・ドルは1.7344ド
ルから1.7473ドルまで上昇した。ドル・スイスはスイス系インベストメントバンク
の大口売りで1.3061フランから1.2933フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場は60ドル手前で上値を抑えられ、前日比ほぼ変わらず水準で引けた。本日
NY時間23：30に発表された週次の在庫統計報告では原油在庫が事前予想通りの大幅
減少となったものの、ガソリン在庫が予想以上に減少した事から統計発表後は買い
が先行した。しかしながら原油価格60ドルの大台手前での戻り売りは強く、買い一
巡後は引けにかけてじり安となりNYMEX原油先物（9月限）価格は59.11ドル（前日
比-0.1％）で取引を終えた。
【オプション動向】
ドル・円スポット相場は朝方の強い米経済指標で高値を試すものの、その後大口売
りに押されて反落し、安値圏での取引が続いている。しかしながらオプション市場
に大きな動意はみられず、調整相場となっている。1ヶ月物が8.20％から8.10％に低
下する一方で3ヶ月物が8.07％から8.10％に、6ヶ月物が8.07％から8.10％にそれぞ
れ若干上昇している。
ここ最近114円〜116円の上値ストライク円プット・ドルコールの買いが目立つな
ど、上値リスクを視界に入れる動きが強まっている。このためリスクリバーサルは
25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物が+0.45％から+0.35％に、3ヶ月物が+0.85％
から+0.77％に、6ヶ月物は+0.92％から+0.82％にそれぞれ縮小している。その他、3
ヶ月物の116円00銭円プット・ドルコールの買いやアジア筋による1週間と2週間物の
114円25銭、114円00銭円プット・ドルコールの買いが市場の話題となっている。
【株式市場】
NY株式相場は上昇。朝方は小動きで始まったものの、午後になって米地区連銀報告
（ベージュブック）が公開され、12地区中7つの地域で堅調な経済成長が続いている
との認識が示された事から引けにかけて上昇幅を拡大させる展開となった。セクタ
ー別では電気通信サービスや医薬品・バイオが堅調な一方で銀行や消費者サービス
が軟調。アマゾン（AMZN）は減益ながらも予想を上回る決算を発表して15.7％高。
また通信大手のスプリント（FON）も利益が倍増するなど好決算を発表して5.6％
高、コーニング（GLW）も決算が好感されて上昇した。その一方でデルタ航空
（DAL）は現在のリストラ策だけでは破綻を回避することは困難との見方を示し
11.8％の大幅安となった。ダウ構成銘柄では通年の業績予想を上方修正したボーイ
ング（BA）が小幅高。また新たに米国で狂牛病に感染した可能性のある牛が見つか
ったとの報道を受けてマクドナルド（MCD）が小幅安となった。結局ダウは57.32ド
ル高の10637.09、ナスダックは10.23ポイント高の2186.22で取引を終了した。バブ
ルが指摘されて久しい不動産市場だが、本日発表された6月の新築住宅販売は前月か
ら4％増となり、依然として活況が続いている模様。
【経済指標】
米・6月の耐久財受注：前月比+1.4％（予想-1.0％、5月+6.4％←+5.5％）
米・6月の耐久財受注（輸送機器除く）：前月比+2.6％（予想+1.0％、5月+0.9％←-
0.3％）
米・6月の新築住宅販売件数：137.4万戸、前月比4.0％増（予想130万戸、5月132.1
万戸←129.8万戸）
米週次の原油在庫報告（〜7/22）
原油在庫：前週比-224万バレル、（前回-90万バレル、予想-275万バレル）
ガソリン在庫：同比-212万バレル、（前回-131万バレル、予想-70万バレル）
蒸留油在庫：同比+313万バレル、（前回+222万バレル、予想+200万バレル）
ニュージーランド中銀：政策金利6.75％に据え置き決定
【要人発言】
米地区連銀経済報告書（ベージュブック）
「6月の米経済は引き続き拡大、インフレは若干緩和か変わらず、ニューヨーク地区
だけ成長率鈍化」
「エネルギー価格が上昇しているにもかかわらず、物価の上昇は抑制されている」
「住宅市場の一部に冷静さがみられるものの、引き続き力強い」
「マサチューセッツ地区の住宅価格、販売は‘過熱’から‘通常’に移行」
「商業住宅市場はほとんどの地区においてかなり拡大している」
「ダラス地区では投機的な事務所建設が拡大、アパート建設は堅調し、ホテル建設
は過熱」
「雇用市場は全体的に持続的に拡大」
「ほとんどの製造業の成長は強い」
「主に住宅ローン、ホームエクイティーローンの拡大で借り入れ需要が増加」
「全体的に雇用賃金圧力は適度」
ブルトン・フランス財務相
「中国の人民元改革は継続する」
【ロンドン市場始値〜ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 112.70 112.80 112.15 112.46
ユーロ・ドル 1.1983 1.2085 1.1965 1.2067
ユーロ・円 135.05 135.76 134.89 135.72
ドル・スイス 1.3045 1.3061 1.2933 1.2949
ポンド・ドル 1.7341 1.7473 1.7337 1.7445
株式市場：
NYダウ 10579.45 10645.92 10577.38 10637.09
ナスダック 2178.77 2187.15 2167.88 2186.22
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.447 4.470
米国債10年物 4.228 4.258
先物市場：
NY金先物 428.7 431.8 427.7 430.6
NY原油先物 59.35 59.70 58.60 59.11
シカゴ日経平均先物 11830 11900 11820 11880
（フィスコ） - 7月28日6時51分更新
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。