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背任事件で上告中の高橋治則イ・アイ・イ元社長が死去 国際金融資本に都合の悪い人物は消される運命にある
http://www.asyura2.com/0505/hasan41/msg/631.html
投稿者 TORA 日時 2005 年 7 月 25 日 12:54:17: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu99.htm
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背任事件で上告中の高橋治則イ・アイ・イ元社長が死去
国際金融資本に都合の悪い人物は消される運命にある

2005年7月25日 月曜日

◆背任事件で上告中の高橋治則イ・アイ・イ元社長が死去 7月19日 日本経済新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/okuyami/20050719AT3K1900A19072005.html

旧東京協和、旧安全両信用組合の乱脈融資事件で背任罪に問われ、東京高裁で実刑判決を受け上告中の元東京協和信組理事長で、リゾート開発会社「イ・アイ・イ―インターナショナル」の高橋治則(たかはし・はるのり)元社長が18日午前9時36分、くも膜下出血のため死去していたことが分かった。59歳だった。

 高橋元社長の死亡で最高裁は近く公訴棄却を決定する見通し。

 旧日本長期信用銀行のバックアップを受け、バブル期にイ社を舞台に、国内外で大規模なリゾート事業を展開した。

 山口敏夫元労相や旧大蔵省幹部など政官界にも人脈を広げ、両信組から無担保や担保不足のまま、イ社関連のゴルフ場開発会社などに巨額の融資を引き出して焦げ付かせ、両信組は1995年2月に解散に追い込まれた。

 同年6月、旧安全信組に約273億円の損害を与えたなどとして、東京地検特捜部に背任容疑で逮捕され、2003年6月に東京高裁で懲役3年6月の実刑判決を受けた。イ社は2000年に破産宣告を受けている。

◆高橋治則が死去 7月20日 HEATの日記
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200507200000/

「イ・アイ・イ」グループを率いた元東京協和信組理事長の高橋治則が18日に死去した。死因は「くも膜下出血」と報じられている。

高橋は長銀破綻の黒幕的な存在としてマスコミに叩かれてきた「日本のバブルの申し子」である。日本のバブルを「象徴」する存在だった高橋を語らずにバブルを「総括」することはできない。

高橋は95年に逮捕され、その後、1審2審とも実刑判決(平成11年10月に東京地裁にて4年6ヶ月の実刑判決、2年前の東京高裁で3年6ヶ月、上告)、つまり10年を超える争いをしていた重要人物なのである。「長銀=新生銀行」の「闇」を語る上でも、高橋の存在は特に重要であるはずだ。

高橋の「イ・アイ・イ」は世界各国に多数のリゾートホテルを所有していた。その資産は3兆円とも言われていたが、これらの物件を調達するための資金は旧長銀がその殆どを提供していたのである。その旧長銀は新生銀行として平成16年2月19日に上場した。

上場の少し前、新生銀行の破綻の危機が噂されたことがある。公的資金を8兆円も投入し「再生」した銀行が「破綻の危機」とはどういうことか。これが「イ・アイ・イ・インターナショナル関連訴訟」つまり「和解交渉」だったのである。破綻した「イ・アイ・イ」の資産が不当に安く売却され損害をこうむったとして、メインバンクだった長銀を相手に損害賠償を求めた訴訟がこれにあたる。この訴訟で旧長銀の不法行為が認定されれば、新生銀行が損害賠償を払うことになるのである。

さらにこの訴訟は、東京以外でも、「イ・アイ・イ」がリゾート・ホテルを所有していたアメリカの各地でも起こされていた。これらの補償的損害賠償額が場合によっては、アメリカでの懲罰的損害賠償も合わせると、なんと最大で6兆円を超える危険を孕んでいたのである。

グアムで起こされていた訴訟のなかで旧長銀の内部資料が大量に押収され、旧長銀が「イ・アイ・イ」から優良物件を騙し取りながら他の金融機関には追加融資をさせ、自分たちだけの延命のために「イ・アイ・イ」やその他の金融機関を詐欺にかけていたことが明らかになってしまったのであった。

新生銀行は平成16年3月15日、東京地裁に和解希望の上申書を提出、4月10日には預金保険機構の子会社・整理回収機構(RCC)を仲介役として「イ・アイ・イ」の破産管財人と和解交渉をスタートさせていた。この和解交渉は新生銀行の上場後の出来事であり、主役は高橋治則である。高橋の長銀に対する怨念から新生銀行の上場目前に意図して起こされた訴訟であることは明らかだろう。

和解は交渉最終日だった5月10日に成立した。追い詰められていたのはティモシー・コリンズを中心とするリップルウッド、そして外資から“リモコン操作”されている竹中平蔵大臣だったと推定できる。

もしも新生銀行が再破綻するようなことがあれば、8兆円もの公的資金を投入した日本政府の金融政策の基盤が大打撃を受けることから、小泉首相にとってもなんとかしなければならない問題だったであろう。同じように、旧長銀を買収したリップルウッドの背後にいたゴールドマン・サックスや米国政府にとっても最悪のシナリオは悪夢だっただろう。それぞれにそれぞれの思惑がある和解交渉だったのである。

和解は成立したと書いたが、合意した和解金額がなぜ「たったの」218億円だったのか不思議に思った。「巨額賠償請求」と見られていたのに218億円では安すぎる。この「低額和解」に反対する日米双方の訴訟弁護団を押し切って合意を図ったのが高橋だったと言われている。いくら「銀行の和解金額としては前例のない高額」だったとしても、こんな低額で和解するにはなにか“裏取引”があったと見るべきだろう。

ところで、高橋が2審でも有罪判決となり上告中だった「背任罪」であるが、これは東京協和信用組合と安全信用組合に対する背任行為であった。高橋の主張は「本来なら長銀が弁済する責任があった」である。

合意した「低額和解」218億円は、2信組に対する「背任額」221億円と同規模なのである。

2004年6月16日、新生銀行から管財人の口座に和解金が振り込まれた(管財人が債権者に返済するので高橋の元には1円も入らない)。

これらの動きと一致するように、破綻した東京協和信用組合の業務を引き継いだRCCが、高橋に「刑事上の法的責任を求めない」とする文書を差し入れていたのである。6月23日に交わされた合意書では、「以後、民事上および刑事上の法的責任を求めるものではない」とされており、つまりこれは刑事告訴していたRCCが高橋に対する告訴を取り消したことを意味する。

さらに、新生銀行、破産管財人、清算人などのすべての関係者が、それぞれの立場から原判決の見直しによる、最高裁判所の再考を要望する事実確認書、並びに上申書を提出したのである。これは「わが国の裁判史上、稀に見る急転直下の動き」だという。

さらにさらに、新生銀行はリップルウッドが旧長銀を買収したときの条件(条項)に基づき、和解金のうち174億円を預金保険機構(すなわち日本政府、つまり日本の税金)に支払い請求した。

ここまで見てきて感じるように、なにかすっきりしないのである。上のほうでも書いたように、高橋は、1審で4年6ヶ月の実刑判決、2年前の東京高裁では3年6ヶ月と減刑されたが最高裁まで争う姿勢を崩していなかった。つまり、「2信組のカネを流用した背任というのは長銀の情報操作であり、2信組のカネには手をつけていない」と主張し続けそれを証明するために10年以上も裁判闘争をし、その裁判経費が40億円と莫大な金額になってもそれをまかないながら自分の意地を貫いていたわけである。

高橋はこう語っている。

「もし、自分が2信組の資金を私的に流用などしていたら、とても裁判は戦えないですよ。勝ち目なしですから、もう、『はい、はい』と、罪を認めて刑務所に入り、すぐ帰ってくる道を選びます。そうしていれば、もうとっくに決着していますよ。しかし、それでは私の良心というか正義感がもちません。自分や自分を信じてくれた家族や友人、そしてリゾート開発という戦場でともに闘った仲間の名誉のためにも、陰で積み重ねられてきた長銀の不正行為やリップルウッド、新生銀行のデタラメを許すわけにはいかないのです」

このように強い意志を語っていた高橋だったが、「くも膜下出血」で2日前の18日に亡くなってしまった。59歳。産経の記事によると「新宿区の病院で死去」となっているが、そのほかの詳しいことはどこの新聞社もいまのところ報じていない。

先日の「本間忠世の“死”に対する“闇”」を見てもわかるように、高橋のような重要人物が死んだ場合、それが病気・事故・自殺など、どのように報じられても、私は“事件”の可能性を疑うことを忘れないようにしている。

アメリカで起こした裁判では、高橋が勝訴している。
サイパンの裁判では、新生銀行に対する損害賠償請求額は「1兆円を超えるという額」になった。もし新生銀行が負ければ、懲罰的賠償(見せしめの効果を狙って)で請求額の3倍まで賠償させることが可能である。つまり3兆円‥‥


「日本のバブルの申し子」が逝ってしまった。

日本は「バブル」に踊り、そして「バブル崩壊」という経験をした。

「バブルの申し子」は、自分を騙した相手に怨念を持ち、自分の正義感を信じ、名誉のために闘っていた。

「バブル崩壊」と「デフレ不況」に苦しむ日本(人)は、“バブルの総括”をしたのだろうか。

日本を支配しているのは米国である。「プラザ合意」も「前川レポート」も米国だった。現在すすめられている「郵政民営化」も米国から命令されたものだから政権は従うのである。

小泉首相(政権)は2001年6月にブッシュ(政権)と「日米投資イニシアティブ」を設置したが、ここから命令されている「会社法制の現代化」という名の下に進められている「近代的なM&A手法」を受け入れ、それを平成19年(だったと思う)に解禁しようとしていることにも注意を向ける必要があるだろう。

最新の「日米投資イニシアティブ報告書」は7月6日に公表されている。


(私のコメント)
バブルの象徴的人物がなくなりましたが、新聞の扱いは驚くほど小さく、ネットのサイトやブログなどでも、59歳と若すぎる人物の急死の謎に触れる人は少なかった。「株式日記」でも2004年10月5日に次のようなことを書きましたが、その時の不安が的中した。

◆ハゲタカが嗤った日 新生銀行の「隠された真実」新生銀行は東京三菱に買収される? 浜田和幸 2004年10月5日株式日記
http://www.asyura2.com/0406/hasan36/msg/1101.html

《 世論やマスコミの動きに注意を払いながら、新生銀行をめぐる裁判の行方に神経を集中させているふうの高橋であった。その口ぶりには「転んでもただでは起きない」という思いが冷めた風貌から透けて見える。

高橋は大方の予想を裏切って、アメリカで起こした裁判で勝訴している。そこでアメリカでの裁判に話を向けると、

「これはアメリカの弁護士チームが作った陪審員用の紙芝居です。これでプレゼンしたわけです」と、長銀の秘密工作を裏付ける資料を組み合わせたパネルを持ってきた。

三四枚のカラーパネルの内訳は、イ社が所有していた海外のホテル、リゾート、オフィスビルの写真。これらを長銀がいくらで売却し、その後いくらまで値上がりしたのかというグラフ。これらを見れば、イ社がいくらの損害を被つたのか一目瞭然である。また、長銀の内部資料の英訳も添えられていた。

「アメリカの弁護士は、何も分かっていない陪審員をどうしても説得するために、一種俳優的な役割も演じなくてはいけません。その才能次第で凄い報酬を取る。優秀な弁護士を雇えるかどうかが勝敗の分かれ目になるといっても過言ではないでしょう」

サイパンの裁判では、新生銀行に対する損害賠償請求額は、「一兆円を超えるという額」になった。仮に新生銀行が負ければ、アメリカの裁判では見せしめの効果を狙って請求額の三倍まで賠償させることができる。そうなれば、三兆円の賠償金もありえたわけだから、優秀な弁護士を雇い、これだけのプレゼンテーション資料を作る甲斐があろうというものだ。

実際、BMWが訴えられたケースでは、一審で千倍、二審で五〇〇倍、最高裁までいって一二・五倍の懲罰的賠償が課せられたことがある。(P214〜P217) 》

一兆円を超える損害賠償が認められれば新生銀行の株価は暴落して、リップルウッドのぼろ儲け作戦は消滅する。そのためにハゲタカたちは高橋治則を消す事を考えてもおかしくはない。ハゲタカたちは自分の利益のためならば日本の政治家すら消す事もためらわないだろう。だからマスコミの記者たちもハゲタカの不利益な事はほとんど書かない。

新生銀行の弱点も浜田和幸氏が「ハゲタカが嗤った日」で書いていますが、高橋氏の裁判の成り行きでは危なかった。旧長銀の不可解な高橋氏に対する不当な扱いは、政府からの圧力によるものだろう。マスコミは高橋氏をバブルの象徴的人物として取り上げられて連日のように報道された。

私自身も高橋氏の「環太平洋リゾート構想」は大風呂敷に思えた。しかし当時はバブルに浮かれた国内に投資するよりも、海外の物件の方が堅実なものが多かったのだ。だから長銀の都合で借金の清算を迫られても、長銀に任せず高橋氏自身が清算していれば1兆円以上の資金の回収が出来たはずなのだ。

97年頃の橋本内閣の頃から大蔵省銀行局は銀行を潰す政策に転換しましたが、これはハゲタカたちの圧力に屈したものだ。金融ビックバンもそうですが不良債権の早期処理もハゲタカの圧力で行わされて、不当な安値で処分されて、美味しいものはみんなハゲタカが買い取った。その中には旧長銀も含まれてたったの10億円で長銀はリップルウッドに売却された。

新生銀行の場合はテストケースであり、ハゲタカの本命はメガバンクにある。竹中平蔵は彼らのエージェントとして小泉内閣に送り込まれましたが、抵抗勢力はいまだに竹中大臣の首を取れない。その理由はハゲタカが政治家の一人や二人消す事ぐらいは平気でやる連中だからだ。高橋治則氏も消された可能性が極めて大きい。しかしマスコミはどこも記事にはしないだろう。消されたと言う意味では堤義明のほうが大物だが西武鉄道グループもハゲタカの餌食なるのだろう。


◆中国のバブルも崩壊してハゲタカの餌食になる。


          ∧_∧∩ 中国に資金を注入!∧∧
         ( ・∀・)ノ              / 支 \ウッ!!プッツゥ!!ウウゥ・・ッヤメロ!アルーー!!
        ⊂l⌒i  /              (`ハ´ ;)∩
         (_) )  ☆シュッ!         ⊂/    (
         ((┳(_)☆シュッ!           /ヽ∩ つ ジタバタ
        | ̄ ̄|___Ω___Ω___/   〃〃
        |A I.R|

                            ∧∧
                            / 支 \ ちょ・ちょっと待てアル!
                          ry `ハ´; ヽっ フワ   
          ∧_∧∩ 大きくなれ〜  `!       i    フワ
         ( ・∀・)ノ           ゝ c_c_,.ノ  
        ⊂l⌒i  /               (
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                            /支 \アイヤー もう駄目アル…
                           /`ハ(´; \ 
                         と         `つ
                        /           ヽ プクー
                        |            |
                        ヽ            / 
          ∧_∧∩大儲けだ!  \⊂ ⊂     /
         ( ・∀・)ノ           ヽ、 ____,, /
        ⊂l⌒i  /               (
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          ∧_∧. 所詮.        /  |  \  
         ( ・∀・) バブルか….  /   |    \
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