★阿修羅♪ > 国家破産41 > 566.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 考察に視野狭窄はありませんか? 投稿者 考察者K 日時 2005 年 7 月 18 日 19:04:57)
あなたとやり取りしていると、とりあえず相互に了解して1歩先に進んだと思うと、そこでまた元の場所でテーマになっていたことを新しいテーマであるかのように持ち出してくるのでけっこううんざりします。
>問題は国内企業の経済界の人たちの心理状況と、海外で対日貿易をしている人たちの
>心理状況を問題視しています。
>Kは「今、円を貯める(商品代金として収入にする)のは危険」という心理状態が発
>生すると見ています。
>ここから、何が予想されるのか?を聞きたいのです〜
その心理についてもこのスレッドでのやり取りのなかで何度か説明していますから、もう一度読み直したらどうでしょうか。。
金儲けにいそしむ人は金儲けできる機会をできるだけ活かそうとします。世界でバブルが何度も繰り返されてきたのも、そのような行動が一因です。
冷静に考えれば現在の株価や不動産価格は異常に高く合理的ではないと思っても、ここまでそれが進んだのだからもうしばらくは上昇すると予測して投機を行う人が多くことでバブルのエネルギーはどんどん高まっていくのです。
(あるモノの異常価格状態はけっこうな期間続くこともあるので、合理的判断で高すぎると判断したひとが利益を上げるとは限りません。高すぎると判断してウリに動いても価格はそのまま上昇を続けることもあります。異常性を認識できるかどうかが金儲けの合理的基準ではないのです。異常状態こそ大きくカネ儲けができるチャンスであり、異常状態の満ち潮・引き潮を転換点を知ることだけが投機で確実に利益を上げ続ける唯一の手法です)
「今、円を貯める(商品代金として収入にする)のは危険」だとしても、円を貯める必要はないので、円で買ってくれる人がいるのなら喜んで売ります。(為替取引で円はすぐさま他の通貨に転換できます)
金儲けで活動している人たちは、起きるかどうかわからないある通貨の価値下落予測でその通貨がらみの取引を避けるのではなく、ヘッジをかけてその可能性を避ける手を使います。
(危惧が杞憂でしかなかったとき、ヘッジをかけない人はより大きく儲け、ヘッジをかけなかった人は通常の儲けということになります)
あなたの意見に妥当性があるのなら、戦後の歴史過程のなかで英国や米国の通貨を誰も受け取らないという事態が生じたはずです。
日本円を基準とした英国ポンド・米国ドルの価値(レート)変動を考えればわかることですし、現在のドル価値が日本をはじめとする貿易収支黒字国から米国債購入というかたちで還流することで維持されていることはほとんどの金儲け志向者はが解しているからです。
(あなたの危惧が現実的なものなら、日本や中国がドルを外貨準備として持たなくなったらどうなる?と考える人はドルの受け取りを忌避するはずです)
日銀券残高という抽象的な値に決定的な意味があるのではなく、現実の商取引とりわけ消費財購入取引において使われる金額ボリュームがどのように推移しているのかが通貨価値(インフレーション)を決定的に左右するのです。
そしてリアリストであるモノを扱う業者の大勢は、現実であるその動きを見ながらその都度対応策を決していくものだし、そのような動き方で問題はないのです。
(金融関係者のなかで先走りの人や先見の明がある人が事態が現実化する前に先取りして動いたとしても、バクチが当たったかインサイダーでしかないという話です)