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露、外資への課税強化の動き 石油・天然ガス合弁に追徴課税
FujiSankei Business i. 2005/4/14
【モスクワ=内藤泰朗】英石油大手BPとロシア企業との石油・天然ガス合弁会社TNK−BPが、ロシアの税務当局から追徴課税を含め260億ルーブル(約1000億円)に上る巨額な税金の支払い命令を受けた。プーチン政権が巨額追徴課税をかけ解体した石油大手ユコス事件の再来を彷彿とさせている。
同社によると、露税務当局は先週末、2001年分として支払った40億ルーブル(約154億円)に加え、220億ルーブル(約849億円)の追徴課税の支払いを命じてきたという。BP側は、これを不当として裁判所に異議を申し立た。
税務当局は税務調査を継続中だと伝えられており、最終的な追徴課税額はさらに膨れるものとみられる。
ユコスが01年分だけで41億ドル(約4428億円)の追徴課税を受けたのと比べれば、追徴額は少ないが、TNK−BPのロシア側共同経営者、ベクセルベルク氏は11日、訪問先のロンドンで「非常に大きな額で、会社の経営に大きな影響を与える。これが、次なるユコス事件ではないことを信じている」とのコメントを出し、プーチン政権を牽制(けんせい)した。
「TNK−BPの規模を考えれば、解体や倒産にまで追い込まれることはない。優良な業績をあげる外資を、ロシアで最も利益の上がるエネルギー分野から少しずつ排除しようという動きだ」(ロシア人ジャーナリスト)という見方もある。
TNK−BPは、03年9月、露石油会社TNKと、BPのロシア部門が合併して誕生。ユコス解体で、ロシア第3位の石油・ガス企業にのし上がり、今年は、追徴分とは別に100億ドル(約1兆800億円)の納税を予定していた。
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/art-20050413203622-ZCZXEHPWQS.nwc