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露自動車生産2010年までに5倍、外資の工場進出で拡大
FujiSankei Business i. 2005/4/18
ロシアの自動車生産台数が、2010年までに現在の年間18万台から5倍の90万台に拡大する見通しだ。露政府の外資導入緩和を受け、トヨタ自動車や独フォルクスワーゲン(VW)が新たに工場進出を計画するなど、ロシアでの外国自動車メーカーの生産が急拡大するためだ。今後、成長市場をめぐり販売競争も激化しそうだ。
この見通しは、ロシアのフリステンコ産業エネルギー相が明らかにし、露政府の報道サービスによる情報としてブルームバーグが報じた。
現在ロシアでは、米ゼネラル・モーターズ(GM)や、フォード・モーターが現地生産を行っている。日系メーカーとしてトヨタが初の工場をサンクトペテルブルク近郊に建設することを決定し、トヨタは今週中にも露政府、サンクトペテルブルク市と工場建設の覚書に調印する予定だ。トヨタの総投資額は最大4億ドル(約432億円)、年間生産台数は設立2年目で10万台を計画し、今年予定されているプーチン大統領の訪日時に最終的な合意文書への調印がされるとみられる。
また、現地紙によれば、独VWもロシア国内に組立工場を建設する予定だ。
ロシアでは05年1−3月期に、外資系新車販売台数が軒並み前年実績の2倍前後に拡大。特に日本、韓国系メーカーが業績を伸ばしている。外資系企業だけで、05年の新車販売台数は前年比40%増の50万台に達する見込みで、トヨタは前年同期比29.5%増の1万1220台を売り上げた。
フリステンコ氏はまた、現在ロシア国民が自動車購入に年間160億ドル(約1兆7280億円)を費やしているのに対し、10年までにそれが310億ドル(約3兆3480億円)にまで拡大するとの見通しを示している。ロシアの04年の自動車販売台数は176万台だったが、好調な消費拡大を背景に、10年までに200万−250万台にまで拡大するとみられている。
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/art-20050417202604-XMDBKXRGPI.nwc