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味の素の現地法人、タイで最大規模の工場完成
FujiSankei Business i. 2005/4/6
【バンコク=小塩史人】味の素の現地法人「タイ味の素」は5日、サラブリ県ノンケーに、味の素の生産拠点としては、最大規模となる「ノンケー工場」の完成に伴う開所式を開いた。
総投資額は13億バーツ(約35億円)で、タイ国内向けの風味調理を中心に生産し、同国での食品事業を強化する。
味の素グループのタイの生産拠点は、これで12工場。グループ企業は18社、従業員は約4万4000人で、2004年の総売上高は230億バーツ(約620億円)に上っている。
新工場は、バンコクの北側に位置するサラブリ県のノンケー工業団地に、26万平方メートルの敷地を取得し、建設した。生産能力は年3万4000トン。従業員は約100人で、他に契約社員約400人を雇用する。
生産するのは、タイ国内で親しまれている風味調味料「ROS DEE(ロッディー)」。タイ料理の基本となる豚や鳥をベースにした調味料で、「トム ヤム クン」など本格的な料理が手軽にできるのが特徴だ。
1979年に発売され、粉タイプの調味料市場では、トップの約80%のシェアを持っている。市場規模が年10%程度で拡大を続けており、新工場に生産拠点を移し、生産を拡大することにした。
タイ味の素は、調味料のほか、飲料や即席麺などの食品事業を展開し、缶コーヒーでもシェアトップの60%を占めている。新工場は現在、全敷地の3分の1程度しか使用しておらず、今後の食品事業拡大の拠点としていく方針だ。
味の素グループは、今年3月にも、トンカツなど日本向けの豚肉加工冷凍食品工場を現地企業と合弁で建設するなど、タイでの投資を積極化している。
開所式後に当地で記者会見した味の素の江頭邦雄社長は、「味の素が、世界企業として発展していく上で、タイは重要な市場」と述べ、今後もタイでの投資を積極化していく考えを表明。
タイ味の素の三本(みもと)侃治(かんじ)社長は、「健康食品についても、日本で展開している商品がタイで受け入れられるか、見極めながら、投入したい」と、事業拡大に意欲を示した。
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/art-20050405221356-WUWCLSJSFB.nwc