★阿修羅♪ > 国家破産41 > 356.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 郵政国会で、一番、分かり易かったのは総裁のコメント 投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2005 年 7 月 05 日 05:00:48)
2005.07.06 Wednesday 00:29
郵政民営化の構造改革としての意義
国家破産 / Kaisetsu
http://blog.kaisetsu.org/?eid=47024
郵政民営化の構造改革としての意義は、「ストックされている金」を十分に把握することと、「金の流れ、フロー」の現状を十分に把握することと、「制度麻痺によって硬直化している効率性を高めること」であることが、箱根さん、houさんの次のコメントからも窺うことができます。
郵貯と簡保をBIS規制に入れ、金融庁の監視下に入れて
http://www.asyura2.com/0505/hasan41/msg/337.html
投稿者 hou 日時 2005 年 7 月 05 日 07:19:54: HWYlsG4gs5FRk
Re: 郵貯と簡保をBIS規制に入れ、金融庁の監視下に入れて
http://www.asyura2.com/0505/hasan41/msg/340.html
投稿者 箱根 日時 2005 年 7 月 05 日 12:28:38: tTp.KUtF2TK/A
これらのポイントは、ODA ウォッチャーズも、国の内外の政策投資の資金源の観点から、過去からフォローし、且、同じ観点で問題視してきた所です。
また、生田総裁も、中間ユーザーの立場から、主に、「制度麻痺によって硬直化している効率性を高めること」に関して、トップの権限と責任を明確にして、フォーマル、インフォーマル、両方において、国家からの縛りを限りなく少なくすることが必要である、と言う趣旨の発言だと思います。
そこで、現在の政府の郵政民営化の案が、これを担保しているか、と言う事実の問題がポイントだと思います。
生田総裁は、政府案の内容を踏まえて、公社でも、完全民営化(と言う御題目のネーミング貼り)でも、どちらでも、実質的に、民間企業の一般の形態が取れればよい、と仰っている訳で、現在の政府案では、この点が、曖昧、不信、と言う趣旨だと思っています。
また、ストックの問題についても、郵貯の一番の原資の所は、郵政・総務省ですが、現状は、その後の、美味しい所は、財務省の管轄にあり、実は、この部分の多くの特別会計、基金、○○勘定などの部分が、出し入れが複雑・不透明で、国民から隠されているのです。
さらに、現在も肥大化し続ける、債務帳消し、為替損、金利差損、国債損、引き当て損、破産損などについて、当然、郵貯資金が使われて居る訳で、これらの返ってこない部分も、民間が引き継ぐのか、これは不合理ですし、さらに、民間になった方が、国民としては、過去の中味を見る権利を失うことになる、と言う不安も隠せません。金融庁も、財務省と一体ですから。
個人情報保護法なども、結局、役所の情報秘匿の便法となっています。
金融庁に移ること、つまり、一元管理することは進歩であるが、強大な権限を付与された金融庁が、郵貯までも手に入れ、暴走しないのか、これまでの、政官財の癒着構造から起きている巨大なロスを隠す方に、向かわないのか、この点の疑問が払拭されていません。
むしろ、公社のままで、国会の関与できるシステムのままで、当面、トップに権限を強く与え、民間の会計システムを導入して、税金相当額を交付金で支払う体制の方が、形式的な「構造改革」よりも、実効性と国民の郵貯監視の担保が図れると思いますが、如何でしょうか。
ODA ウォッチャーズ